ネットブックでその名を馳せたエイサー。7月~9月の世界パソコン出荷台数でDellを抜き2位に浮上しました。
エイサーの最大の強みは決断の早さだと言われます。エイサーは生産を外部に委託して中核技術を持っていません。そのため新開発の電子部品などを使うかどうかの判断は極めて重要です。
そのスピードが早い。もし、不採用という意思決定をしても、「改善点を示して改善すると採用する」といった具合に明確にサプライヤーに示します。そのために今では世界中のサプライヤーがエイサーに新商品を持ってくるようになっています。
では、上記の仕組みをどのように構築したのか?ヒントは組織体制にありそうです。エイサーでは組織を簡素化して意思決定に関わる幹部数を最大で5人にしています。
パソコンのビジネス環境はスピードが早く競争が激しいため消費者の要求にいち早く応えていくのが鍵。そのために意思決定者を少なくしてスピードに対応しているのです。もちろん、結果についての責任は明確に取る体制が出来ています。
最近ではイタリア人をパソコン事業のCEOに使用して国際的な人事も行っています。背景は、台湾企業のマーケティングが国際化を進める上で弱みと判断し、国際的にブランディングを経験した人材を取り入れたのです。世界で戦っていくために、世界中の人材と技術、パートナーを活用しているのです。
早嶋 聡史(はやしま さとし)
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