考える習慣

2009年7月6日 月曜日

早嶋です。

本日は長田とタッグを組んで福岡県市町村職員研修所にてロジカルシンキングの研修でした。明日も引き続き行います、参加者の方々よろしくお願いします。

近年、知的労働者の増加とともに考える事の重要性が増しています。例えば、昔のアウトプットを物理的な成果とすると現在のアウトプットは目に見えない成果の場合が多いからです。つまり考えた結果です。

昔の成果は石を一つひとつ組み上げて時間当たり、何個組み上げる事ができるのか?といった仕事の成果が主でした。したがって、仕事の成果=f(原材料、技術)といファンクションになり、時間当たりの成果がある程度予測できる仕事です。

現在はどうでしょう?全てにおいて当てはまるわけではありませんが、多くの仕事において頭の中で生み出す価値がより重視されているのではないでしょうか?すなわち、仕事の成果=f(知識、思考習慣)というファンクションで表現でき、時間をかけたからと言って、また短時間だから成果が上がらない、というわけではなくなりました。

知識は知っているだけでは最早役に立ちません。もちろん知らないよりは重要ですが、ポイントはその知識をベースにどれだけ物事を考えるのか?という点がより価値を生み出します。実際、小学校から中学校、高校まで暗記した知識に価値はあるでしょうか?知らなくてもGoogleで検索すると一瞬で出てくる世の中、その知識を使って何ができるか?どのような事と結びつけるのか?がより大切ですよね。

ここで、現在の仕事の成果においてファンクションの因数に思考力とせずに、思考習慣とした理由は、考える力は常に考えるから得られるわけで、これを習慣化させる事が重要と感じるからです。

どんな事でも、その事をずっと考え続けると、その人にしか分かり得ない新たな価値を生み出すことができるのです。

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