早嶋です。
グラスゴーからマンチェスターに移動する途中、イングランド北部を代表する観光地である湖水地方により道しました。
“Lake District”湖水地方という名が示すとおり地域一帯に大小様々な湖が点在しており、湖の周りには多くの集落が点在しています。また、イギリスの地形では高い山は存在せず、湖水地方一帯は唯一1000m前後の山々が連なる地域でもあり、山と水が作り出す大自然の中の景色は国内の観光客を引き寄せるには十分の観光資源です。
湖水地方は多くの文学者や詩人を排出しています。大自然にインスパイアされて美しい作品を多数仕上げたのでしょう。詩人ワーズワースはその代表です。また、ピーター・ラビットの作者もこの地方を愛した一人として、多くの足跡を見つけることができます。
昔の建物をそのまま利用したショップやレストラン、民宿などが歴史の重みを伴って何とも素晴らしい雰囲気を醸し出しています。日本のように作っては壊すスクラップ&ビルドを繰り返すのではなく、100年、200年先のことを考えて建物を創り、大事に末長く使っていくという文化や考え方は今後の観光や生活の在り方において見習うべき点が沢山あると思います。