キラークエスチョン

2009年3月4日 水曜日

早嶋です。

上海に赴任している友人とチャットしていた時、採用する際のポイント!という話題うになりました。中国というお国柄と彼の経験を交えたウィットな方法を教えてもらったので共有します。

面接彼は、日本メーカーのマネジャーで上海でのビジネス立ち上げをミッションに5年ほど前に赴任しています。その間、数百人の現地応募者との面接をしています。彼曰く、採用に正解がないと。つまり、ほとんどの場合、再現性がないからです。

彼の会社では、全てをキャリア採用で行っています。そして採用の際、能力等は前職の給料で判断をしていたそうです。前職で一定水準の給料をもらっていた人材のスキルには大差は無いという経験則からだそうです。

ただし、採用時に着目しているポイントは『能力はトレーニングで入社後向上させることは出来るが人の持っている本質はトレーニングではなかなか変えることが出来ない』ということです。そのため、面接の際に必ず次のような質問をすると教えて頂きました。

『ところで今、あなたと同じような能力を持った人が何人か候補者として残っています。あなたが、他の候補者より優れている点はどこだと思いますか?』と。

人によっては自分の技術や能力を更に磨くといったニュアンスを応えます。人によっては自分の協調性や人間性を利用して力を発揮するといったニュアンスを応えます。

これも彼の経験則ですが、協調性や人間性に重きを置く人材の方が入社後に成功する確率が高いそうです。

採用する側になった時、ヒントになる話だと思いました。



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