MECE

2006年4月6日 木曜日

早嶋です。

タイトルにつけている、MECE(ミッシー)は、論理思考の概念を表す言葉です。Mutually Exclusive Collectively Exhaustiveの頭文字をつけたものです。コンサルティングファームであるマッキンゼー社が考えた問題発見、問題解決の際のフレームワークです。

簡単に言うと、「もれなく、だぶりなく」です。何か物事を分けて考えていく時にモレやダブリがあると、チャンスを逃がしたり、ムダが発生したりします。そこでMECEの概念に沿って検証することで全体最適を実現することができます。

1つのものを2つ以上に分けて考えることはよくします。そのとき、分けられた要素が互いに重複していない。そしてその分けたものを合計すると、考えるべき内容を100%含んでいることが理想です。

人を考える時に、山田さん、斉藤さん、鈴木さん、・・・と考えてもキリがありません。でも、男性、女性と考えれば、明確です。

居酒屋のメニューを上げてといわれて、焼き鳥、焼酎、ビール、おでん、モツ鍋、・・・と上げても脈絡がありません。でも、飲み物(アルコールとそれ以外)、食べ物(付け出し、焼き物、揚げ物、・・)と定義を分けて考えると、網羅することが出来ます。

経営判断をしたり、マーケティング活動で集めたデータを分析したり、戦略を練っていく際は、MECEに考えているかを検証する事で、確実に効率向上に繋がります。

—ただ今、ブログマーケティング実験中。06年3月10日開始—

実験の詳細は、06年3月10日の『ブログマーケティング実験』をご覧ください。

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