駅の命名権

2009年2月6日 金曜日

早嶋です。

終日、富士フィルムさんで戦略立案の研修を行ったあと、明日のりそな銀行さんでの仕事のため移動中です。

ブログ「ネーミングライツ」でもコメントした命名権、自治体や公共の施設の運営に加えて、地方の私鉄でも動きがあります。

平成筑豊平成筑豊電鉄。福岡が炭田で栄えていた頃より私鉄→国鉄→JRと経て、平成元年に生まれた私鉄です。誕生して120年間、歴史とともに地域の暮らしに溶け込んできました。しかし、時代の流れか経営状態は良いとは言えません。そこで、社員のアイデアで、電車のつり革にメッセージを表示するプレートを個人に年間5000円で販売したり、線路の枕木にメッセージを彫れる権利を10年間で5000円で販売したりと、さまざまな取り組みを行っています。

そして、ついに駅名のネーミングライツ募集を開始。いずれの駅名も命名出来る1年間の権利です。募集条件は、福岡の企業に限定せず、国内に登記簿上の本所(本社・本店等)の住所を1年以上有する法人ということです。

募集駅や販売額は、HPで参照できますが、15万円から100万円まで、駅の利用状況に応じて価格を設定しています。この価格、当初は40万円から250万円までの設定でしたが、企業が集まらず今回値下げでの再募集です。

例えば、募集している駅に「あかぢ」という駅があります。もし、ビズナビが権利を取得したら、今年の4月から1年間駅名が「ビズナビあかぢ」となるのです。電車のアナウンスでも「次は、ビズナビあかぢ、ビズナビあかぢー」と流れます。

今回の権利に含まれる特典は、①駅施設の指定箇所に看板を設置・掲示できること、②駅名更新時に優先交渉権が得られることです。看板の設置や改修、撤去などは企業負担で協議の上決定するようです。

広告効果は?と疑問ですが、そんなのを度外視して、駅に会社の名前をつけたい!という社長さん、ぜひ問い合わせしてみてはいかがでしょうか?



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