福岡シティーマラソン2008

2008年11月2日 日曜日

早嶋です。

running本日は福岡シティーマラソン2008に参加、種目はハーフマラソン。1時間46分49秒をかけて無事完走してきました。

朝7時10分に福岡ドームでエントリーを済ませた後、ランニングする格好に着替えます。マラソン仲間の朝倉さんと合流し互いの目標タイムをコミットして準備運動。19回目を迎える福岡シティーマラソンのハーフの参加者は他の地方のマラソン大会と比較してやや本格的なランナー。制限時間が2時間10分とやや厳し目だからでしょう。

福岡市は、シティーマラソンをもっと多くの参加者を迎えて大規模なイベントにしたいと考えているようです。しかし、制限時間が他の地方大会に比べて厳し目、繁華街から離れたコース取りをしている、大会前後の参加者以外が楽しめるイベントが少ない、などまだまだ取り組むべき事はたくさんあると感じました。

東京マラソンを見ても分かるとおり、マラソンは今やブームを過ぎて国民のトレンドになりつつあるスポーツです。シティーマラソンのすばらしいところは、市や都道府県、警察などの公共機関が協力して市民ランナーのために道路を走れるとこにあります。普段は公園や歩道を走っていますが、大会に出場すると堂々と道路を走れるわけです。

福岡シティーマラソンを全国的な大会にするとしたら、次のようなことをするとよいと考えます。

①コースの見直し
今のコースは、市のメインから少し外れたとおりを走ります。全国的な盛り上げを考えているのであれば見直すべきです。例えば、ドームをスタートして、都市高速から天神に抜ける。そして、渡辺通り、国体道路、けや木通りを抜け、西陣を経て再びドームに戻ってくる、です。道路を走れるレースは多々ありますが、首都高速などを走るレースは珍しいので全国のマラソンファンが参加したくなるでしょう。

②制限時間を緩和
ハーフの制限時間が現在、2時間10分です。市民ランナーとしては少し厳し目な時間設定です。特に初めて走る、ファンランで参加する人にとっては特に時間のハードルによって参加を控えるでしょう。時間の制限は道路を封鎖する必要があるため、厳しく設定している事は理解できます。しかし、全国区のお祭りとするのであれば、考え直すポイントだと感じます。

③マラソン以外のイベントの充実
更に、マラソンを単体で終わらせるのではなく、マラソン大会に合わせて地域の物産展などのバザールを併設すると良いと思います。これは、応援している人がランナーの帰りを待っている間や大会が終わった後も家族や仲間と楽しめるようにするためです。

応援者も楽しめる大会は、「また、来年もこようね。」となり、ランナーにとってもうれしいのです。だいたい、2・3回、大会の応援をした参加者の家族は、「もう、好きに走ったら?」などといわれ、応援に行くのが億劫になるようです。ランナーとしては寂しい限りです。しかし、応援する人も楽しめるイベントであれば、そのような事は起こらないでしょう。

また、応援者のことを考えたら、ランナーが計測用にしようしているチップにGPSセンサーを埋め込み、どこを走っているか携帯からアクセスするようにするとよいでしょう。応援者はランナーが走ってくるまで待つ時間が大変です。それよりも、GPSセンサーを使ってピンポイントで応援をして、その他の時間は福岡のお店をぶらぶら利用してもらった方が経済効果も高まります。実際、上記の取り組みは東京マラソンで行われています。

とは言うものの、今年の福岡シティーマラソンもすばらしい大会でした。関係各位、応援していただきました皆様方、沿道でお声け頂いた皆様、給水ボランティアの皆様、ありがとうございました!



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