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九州地区総合電機メーカーグループ会中堅社員交流会

概要
2016年 / 九州 / 総合電機メーカー
業務分野
企業研修
業務内容
消費財マーケティング / 法人マーケティング / 提案営業 /

背景

総合電機メーカーの九州支社では、毎年同じグループ企業の中堅社員を一同に集めて交流会を実施していました。企業規模が巨大すぎて、同じグループ企業の社員同士でも他のグループ企業がどのようなビジネスを行い、どのような課題を持ち、どのような顧客とパイプを持っているかを共有させる目的です。ただその交流会事態を九州支社の社内で企画運営していたため、どうしても形式ばかりで実質的な交流が果たせませんでした。これらを解決したいということで弊社に相談を頂きました。

支援内容

同じグループ企業といえども数十もあるので、全てを理解するのは難しいと思いました。そこで集まった中堅社員同士で、「互いが協力して九州地区でどのようなプロジェクトを取り組むことができるか?」という仮想のテーマを設け、互いの強みや弱み、現在の取組活動やクライアントとの接点、企業の課題点などをワークショップ形式で1日かけて共有する研修カリキュラムを構築しました。ワークショップの運営は弊社のコンサルがファシリテーションを行いながらテンポよく、リズミカルに、しかしながら楽しく運営。実際のカリキュラムの抜粋は以下の通りです。

9:55 アイスブレイク・目的共有 参加者が議論を行いやすい場作りを実施
・自己紹介のゲーム
グループ外でペアを作り、互いに90秒で自社の特徴と強みを交換。
※特徴と強みは事前課題
※上記ペアワークを3セット実施
10:10 グループワーク(1)
各チームの特徴と強みの共有
参加者企業の特徴、強みをチームで共有
・ポストイット・模造紙等を活用して言語化する
・強みに対して、各自具体的に掘り下げる
※強みの掘り下げに対しては、早嶋で後半指示
11:10 グループワーク(2)
アイデアの拡散
チームの強みを活用した連携アイデアを自由に討議
・個人でアイデアを整理
・チームでアイデアを発散
※このセッションでは、アイデアの拡散を目的に実施
11:50 全員共有(1) ・各チーム1分から3分程度でピッチ、各チームのアイデアを全員で共有
・午後のグループワークに刺激を与える
12:10 昼食
13:00 グループワーク(3)
マクロ環境分析(~2020年)
九州地区・〇〇グループを取り巻くマクロ環境を考え、どのような機会があるかを議論&共有
・個人でアイデアをセリイ
・チームでアイデアを議論&共有
・午前中のアイデアを踏まえたビジネスチャンスを言語化する
13:40 グループワーク(4)
アイデアの拡散と深堀
チームの強みとビジネスチャンスを掛けあわせて、更に連携アイデアを深めていく
・個人でアイデアを整理
・チームでアイデアの発散と収束
・ピッチするアイデアを整理&言語化
14:30 全員共有(2) ・各チーム1分から3分程度でピッチ、各チームのアイデアを全員で共有
・最後に議論したいテーマを決めて、本人の意思でチームを移動する
※但し、各チームのアイデアリーダーは残る
15:00 グループワーク(5) 新しいチームに対して、再度アイデアのコンセプトを共有
・考えるための視点を決めてから、再度議論を深掘りする
※議論する視点は、早嶋が適宜ファシリテーションする
16:00 全体共有(3) 最終的に連携アイデアを各チーム共有
16:40 振り返り・まとめ 中堅交流会での学びを全員、チーム、個人で振り返る
17:20 連携事例紹介(事務局) ※早嶋のファシリテーションを17:20まで連続して振り返りまで行います。17:20から事務局の時間をご使用下さい。

効果

同社企画担当者からの評価は上々。グループ企業の参加者が担当している製品・顧客・市場について、グループ連携をテーマに議論を行いました。結果、次のような効果が得られました。

・参加者同士が今回参加したグループ企業の業務内容を十分理解することができた。
・グループ会社の特徴、強み、弱み、抱えている課題を知り、同グループ企業が実際に行うビジネスを、九州のマクロ環境を考慮したテーマを議論することで、グループ連携の意識と重要性を理解いただけた。
・また、上記活動を行うことで、実際の参加者同士が名刺交換を行い、今後の営業連携のきっかけとなった。
・参加者からも継続の要望が強く、来年度以降の実施も決定。

クライアント様の声

・他社との差別化、優位性をつけるために、グループ会社の製品を含めてトータルソリューションで提案する必要性を強く意識することができた。(グループ会社専門商社)
・分野・考え方が違う人たちと一つのことを掘り下げると、仕事の範囲と可能性が何倍にもなることが発見でき、ひとつの物事を、多方向から見ることの重要性が理解できた。(九州支社)
・1つのプロジェクトを想定し、複数のグループ会社で協調を図りながら検討を行い、それぞれの社員が「このプロジェクトの中で自分(自社)は何ができるか」を考えることで、自社の可能性を改めて実感することができた。(グループ企業代理店)
・今回交流会で得た情報と人脈を上手く活用して、今後のビジネス拡大につなげることができるよう努力したい。(グループ企業施工会社)
・協業可能な会社同士で名刺交換ができた。継続的に案件情報を共有し今後の拡販につなげたい。(グループ企業)

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