背景
同グループ企業の経営計画を作成し、初年度頃より順調に成果を出されたことで、複数のグループ企業からも中経の作成支援の依頼がきました。こちらもそのグループ企業の1社です。
支援内容
本企画では、グループ内再編によって新体制になった同社の3年間の中経の作成と同時に企業全体の戦略の方向性を議論します。対象者は各部署のリーダークラス(数字責任者)で複数回のワークショップを通じて、これまでの取り組みを見直し100周年のビジョンを見据えた3年先の中期経営計画を作成します。
◾事前課題
経営陣、戦略企画室で大枠を議論したビジョンと方針を基に、各自が事業戦略と3年間のキャッシュフローの予測をする。
◾Day1
過去の中経の振り返り、同企業の親会社の設立趣旨の確認、同企業の事業の強みとグループ企業の制約を確認する。また、基本的な戦略立案の考え方とマインドを整理する。一部新規事業を行うことになるが、こちらに対しては施工方法と取り組み方を変え、従来と異なるアプローチで中経の策定をおこなう。
◾事後課題
Day1で議論した内容を基に、各事業部のSWOT分析を実施。
◾Day2
ミッションからビジョンを確認し、グループ通達の数字を前倒しした内部目標を確認。数年先のキャッシュフローの目標から3年、2年、1年と割り振りその数字を基に各事業が行わなければならない数字を確定する。
次に、3年後にそのキャッシュフローを実現した場合の具体的なイメージを議論しながら、現状との経営資源のギャップ、数字のギャップ、史上のギャップ、考えられるリスクの洗い出し、競合や代替する史上の動きを整理。中経で解決すべき問題を可視化する。
◾事後課題
Day2で議論した内容を整理しながら、各事業部で再度事実に基づいた分析を行う。その後、同企業の経営計画の雛形をベースに事業計画を策定する。
◾Day3
事前課題の事業計画の整合性を各事業部で確認しながら、それぞれの事業部に対して講師からコーチングセッションを行う。また合わせて、企業として取り組むべき問題を可視化して責任者を決定。企業全体の取り組みはスケジュールを鑑みながら各事業部の計画に反映する。
◾事後課題
Day3の議論を再度ブラッシュアップして、各自事業計画を見直す。
◾Day4
各自の事業計画のコーチングセッションを実施後、2018年下期の行動と2019年上期の行動の整合性を確認して、各自コミットして頂く。
◾Day5
2019年6月に3カ年の第一四半期が終了した時点で計画の確認と振り返りを実施する。
クライアント様の声
全体の方針から各事業部、各課に取り組みをブレークダウンして、達成するための方法をゼロベースで考える。言われて見ると当たり前だが、目先の行動ばかりで取り組めていなかった。他のグループが成績を上げているので、自分たちも計画を上回るキャッシュフローを達成し社会に貢献したい。(経営責任者)