背景
同社は、毎年9月から1年間以上、若手選抜社員を数名抜擢して、海外の各拠点に派遣している。弊社では、海外派遣前トレーニングの1つであるチームマネジメント(ファシリテーション)のカリキュラムを毎年担当させて頂いています。
支援内容
■研修の成果
ファシリテーションのトレーニングを実施した結果、
1) 中立的な立ち位置を取ることで、視点を広げる、深掘りする、感情を抑えることを理解頂く
2) 会議の設計において、プロジェクト全体のゴールから、会議の目的と青果物を明らかにする
3) 2)を基に、参加者の選定、プロセスの設計、時間配分、場の設計を行う
4) 会議中に参加者の発言を視覚化することの重要性とその実践
5) ファシリテーションをする際の傾聴の重要性
という点において参加者の理解と気づきを十分に得ることが出来た。
■参加者の特徴
全体の取り組みや会議の成果物を参加者に十分に共有することなく、なんとなく会議を行っている場合があった。また、そのような会議では、目的が不明確なため決定事項も曖昧、会議の非効率、議事録の共有等に不備が確認された。
会議は創造的な場所というよりも、事前に根回しした内容を確認する場という認識も一部あった。
思いつきで議論をする傾向が強く、目的や、何をどの程度議論するかを明確にした上で議論を進めなければ視野や視点が広がらない。
自分の考えを表現する、他人の考えを引き出すことに関しては高い能力を持つ。
互いにフォローしあい、目的を達成する意欲や傾向が強い。
クライアント様の声
■今後に向けて
既存の取り組みを計画的に取り組んだ経験が強いため、新しい取り組みや、創造的な取り組みについての試行錯誤が苦手です。海外研修で沢山のはじめての体験を行うと思います。失敗が当たり前という気持ちを持ち、そこから学び都度将来に向けてフィードバックすることを忘れずに取り組んでください。