背景
年に1回、新任の係長研修を実施されています。今まで新任係長研修は、3つの部署を異動して全体を把握することが基本とされていましたが、現状は、人手不足で仕事量が増えており、年々3つの部署を経験しないまま係長に昇格しています。係長の仕事は上司と部下との間の調整役も担いながら、業務をこなすことが求められてます。そこで、今回研修は、係長として、組織においてどのような役割があるか。上司に対する助言の仕方、チームのまとめ方、支援するためのスキルなどを理解していただく内容としています。そして、それを現場で活かすために、どのような姿勢や考え方で行動しなければならないのか。参加者自らの ”気づき” を引き出す実践形式の演習を実施しました。組織力強化のためのリーダーシップ及びコミュニケーション力、傾聴力の向上を目指すことを目的としました。
支援内容
【日数】2日間 10時から17時
【対象】1年目から10年目 20代~30代 約15名
【概要】
●研修内容 1日目
1.係長としての役割を理解する
・係長の仕事と役割
・仕事のリーダーシップ
・
2. リーダーとは
・リーダーの役割
・現状の役割発揮度合の確認
・自身の仕事の強み・弱みの理解
3.自己啓発プラン
・弱みを今後、強みに変えるためにどのようなスキルを磨いていくが整理する
・具体的に自己啓発プランを作成する
●研修内容 2日目
1.1日目の振り返り
・部下指導に活かす指導の在り方を整理する
・係長としてのスキル再確認
・
2. 上司の補佐役についての学び
・上司とのコミュニケーションの分析
・上司に対する助言の仕方
・事例から学ぶ
3.後輩の支援役について学び
・支援するスキルの知識
・傾聴のメリットと効果
・傾聴スキル演習
クライアント様の声
・指導法の区別が大変参考になった
・日頃の自身が係長として十分に役割を果たしているのかを見つめ直すことができた
・自分の強み、弱みを理解できたので、業務にあてはめて具体性を持たせたい
・考えたこともない視点を学ぶことができた
・可視化することの重要性を感じた
・今日の学びを活かして、職場における問題点を挙げて書き出し、各項目毎に解決策を考察したい
・今日の学びを活かして、実際、課としての目標を定めて共有していきます
・リーダーの役割について再確認ができた。当たり前のことができていないことに気づいた
・達成意欲を高めるために1週間、1か月、年間の目標を決める(部下と一緒に考えたい)
・部下の成果は上司の成果ということを認識できた
・言い換えや共感等、話を聞く際の立ち位置など大変参考になった
・そもそもの信頼関係が大切であることが認識できた
・しぐさや相手に与える影響の必要性がわかったので、姿勢や態度を見直していきたい
・物事を伝える際に、5W1Hを意識して伝えるように努める
・自身の話し方、聴き方というところを振り返るいい機会になった、今後の部下・上司との良好な関係を築くために積極的に技法を活用していきたい
・上司・部下とのコミュニケーションに漠然と話しするのではなく、5W1Hを使ってより具体的にコミュニケーションすることでお互いの誤解が生じにくくなることを再確認できた
・仕事を依頼するときにはなぜ必要なのか、いつまでに必要なのかを意識しておこなう
・今回の研修を通して、自分が聴き手として相手に感情や共感等を伝える能力が大きく不足していることがわかった。また、それを自分が普段の業務の中でどのようにおこなっているのかを確認することができた。多くの改善点を発見することができた。