背景
同クライアント様には、数年前から弊社でマネジメント層向けに戦略思考のトレーニングを実施させて頂いています。その際、今後の組織の変革の中で、戦略的なモノゴトの捉え方は早い段階から必要という認識が養生されました。そこで総合職の新入社員に限定して、導入研修で戦略的なモノの捉え方や考え方を講義してほしいという背景で依頼がありました。
支援内容
創業職の新入社員約40名に対して、2日間かけて戦略的な思考の重要性と役割について議論と講義を繰り返します。
◾アイスブレイク
学生と社会人についての相違点や共通点を言語化して、今持っている悩みや不安を共有して解消するワークを行います。
◾戦略思考
これまで取り組んできた経験を基に、なぜ、そのような結果を得たのか。どして、そのような取り組みを行ったのか。などをチームで整理し、目的が明確にあった場合となんとなく行った場合の行動やその結果について議論します。
上記のワークショップを通じて、以下を整理して方法論を提供します。
1)目的の重要性
2)目的の設定の仕方
3)組織での目的の設定の仕方とポイント
◾組織で活動する
グループとチームの違いに対して、様々な事例を通して共通項目と異なる項目を整理します。その中で、企業はある目的に向けて組織的に取り組んでいることを理解します。また、複数のゲームを通じて組織で取り組む際に必要な考え方やマインドを理解します。
◾イノベーションの視点
企業が現在の新入社員に求めている事項の1つにイノベーションがあります。ただ、組織の中でまだ発言権が低いことから中々創発しても組織に共有することが出来ません。そこで、現組織に対しての改善提案を複数作成頂き、今後のフォロー研修でその内容を振り返ります。もし、フォロー研修のときにもその有用性が認められればプロジェクトを起こして、その分析や解決に取り組みます。
クライアント様の声
新入社員に対して、ここまで求めるか?とはじめは戸惑っていました。しかし、選抜したメンバに対して、はじめから高い目的を与え、彼ら彼女らの能力を最大限に引き出し、仕事ができる環境を与えることが我々人事の役割の1つです。そう捉えると、今回の全く異なる研修は、実験でもありますが、フォローアップ、今後が楽しみです。(人事責任者)