背景
3年前より主任級に昇格した社員全員に対して2日間のトレーニングを実施しています。弊社の強みである問題解決の考え方とその実践をマネジメント層を中心に取り入れたいとのことで、弊社を採用頂きました。
支援内容
対象:2017年度に昇格した約80名
期間:2018年1月から2月
日数:2日間のトレーニングを3セット実施
2日間の階層トレーニングのゴールは以下の3つでした。
1)主任級の職務の理解
2)世の中の環境変化に備えるマインドの養生
3)ミッションをベースに新たな取組を始める
1)に関して、日常的な業務をベースに、ゴールを設定頂き、現状とのギャップを見出します。その後、そららを詳細に分析して問題を整理し、解決するための鍵となる課題を発見します。このワークを行う過程で、論理的な思考のベースであるゼロベース思考、モレなくダブりなく考える思考、仮説思考の3つのスキルについても整理していきます。
2)に関して、入社時期の電力事業や電力環境を振り返り、現状とのギャップを比較します。規制緩和、IoTやAIやビックデータなどのテクノロジーの進歩、新たなビジネスモデルの出現、そして成熟産業の行く末を議論しながら自社が今後どのような方針を目指すべきかの議論を繰り返し行います。この議論の中で、環境変化に対して主任級としてのマインドを養生して頂きます。
3)に関して、日常的な取り組みを複数ピックアップ頂きます。そして、その業務が県民や企業に与えている影響や役割を様々な視点から考えて頂きます。ミッションとしては簡易なそして、平易な言葉で整理されていますが、その重要性を再び認識して頂きます。後半はマーケティングの考え方を取り入れて、ミッションにある顧客ニーズの理解と満足度の追求を基に、今後のビジネスのアイデアを様々にブレストします。
クライアント様の声
10年、20年かけて設備投資するビジネスのため、10年先、20年先のことを考えて仕組みを創る必要がある。当たり前の取り組みに対して、常に先を見据えて取り組むことの大切さ、問題を正しく認識することの重要性を十分に理解することができました。また、多くのワークは自社の事例をその場で考えて取り組むため、ただ単に話を聞いて終わるという、これまでの研修と全くことなり、非常にためになる2日間でした。