背景
ここ数年は増収増益が続き、急激に企業の売上が大きいくなっています。それに伴い、従来頻繁に連携があっていた事業部間のコミュニケーションが少なくなり部門最適の状況が時折観察されるようになりました。そこで、2018年2月の中期経営計画の資料づくりの内容を今の段階で事業責任者があつまり議論することで、全体最適としての仕組み構築をより勧めやすくすることを目的に事業部長8名と実際の事業ベースの議論を丸1日行いました。
支援内容
事業部の情報共有と横連携をテーマに、次の3つを議論しました。
✓2017年2月に実施した事業部長合宿での議論内容と、その後の振り返り
✓2020年に向けての各事業部の考えと意見交換
✓ビジョン達成に向けての意見交換
✓懇親会
効果
前回の合宿からの決定事項で取り組めていなかった事業部長会議の実現を行うことになりました。同社の課題は収録事業が全て成熟期に入っており、次の5年10年の稼ぎ頭の種まきを行っていないことです。今回の議論の主テーマは新規事業の責任者を決定して、その整理と実現に対して責任体制を明確にできたことです。
また、中継の途中経過で各事業部長の本音を共有して、化粧されていない素の数字が明確になりました。そのギャップを埋めるために、どうしても現状の体制や事業では不足することを理解していただき、具体的な行動シナリオを全社最適で議論することができました。
継続の議論は、責任者と役割を決めて直近は2週間に1度のペースで実施して事業シナリオ並びに来年発表する経営計画に盛り込む取り組みが始まりました。
クライアント様の声
グループの力を最大限発揮するための連携、新事業へのチャレンジ、既存事業の投資の選択と集中を事業部長レベルで議論が出来た。全社のことを考えた場合、今の事業部を切り離す、あるいは投資レベルを下げることは仕方がない。これまで意思決定できなかったことが明確に判断するきっかけを与えて貰った。(某事業部長)