背景
大手メーカーの担当営業職の課題としてフレームワーク思考が弱く、ロジックツリーが書けないという課題意識があった。そこで、弊社に依頼が来た。ご要望としては、インプットは程々に、徹底的に実際の事例や自分たちの営業の資料を活用したワークを繰り返し行い、講師から適宜フィードバックを行うことであった。
支援内容
※取り組みの前提として、参加者に事前課題を与えた。自信の部署の経営数字を持参してワークで活用した。
1)思考力のチェック
参加者全員に簡単な問題を議論させ、その議論プロセスを観察。参加者の能力レベルを確認して、日常的な思考のプロセスを把握する。
2)基本的な論理思考の整理
上記チェックの内容に応じて、基本的な論理思考のインプットを行う。内容は適宜参加者の能力レベルに応じて行う。
3)Whatのツリー
●自部門の目標数字を使って様々な視点で分けて分析する
●参加者が向上しなければならない能力を分解して、どのような手順で自信のレベルアップを行うか議論。議論する際にロジックツリーを用いる。
●作成したツリーを基に重みを付け、取り組むべき行動の優先順位を付けて頂く。
4)Whyのツリー
●自部門の売上目標が未達している部分に対してロジックツリーで分解しながら因果を整理する。
●整理した因果から挽回するための課題を抽出する。
5)Howのツリー
上記で抽出した課題に対してロジックツリーを使って解決するためにすべきことの方向性を整理する。
クライアント様の声
来年度の施策の策定、顧客の戦略ゴールの分析、施策検討に活かせることが理解できた。
来年度の中計に活用できる。今回の演習でそのヒントがフンダンにあった。
自分のプロジェクトメンバとの共有や進め方の共有にも活用できると感じた。
個人的に、優先順位をつけることを殆ど行っていなかった。日々の忙殺にかまけては将来がないこともよく理解した。講師のように毎年定期的に棚卸しをして自信の成果を高める取り組みは是非まねたい。
普段、ツリーを使って整理することはやっていた。しかし、改めて体系的に学ぶことで改めてポイントを整理することができて良かった。