これまでコンサルティングサービスを利用したことが無いけれども、今の経営状態、或は今後の経営状態に不安を感じている。経営者として常に会社の状況を整理しているが、一度、第三者の客観的な視点で整理してみたい。
そのような経営者様からの連絡が日々弊社にはやってきます。いきなり経営コーチングのご契約を頂くお客様もいらっしゃいますが、経営コーチングは定期的なサービス提供になります。コンサルティングサービスは双方の信頼関係が重要で、かといって何度か仕事をしなければお互いのことが分からない。
そこでお試し的なサービスが問題解決コンサルティングです。内容は1回2時間程度のコンサルティングを3回実施させて頂きます。経営者様の悩みの深堀や現在の企業活動の歩み、これまでの経営状況の分析等をさせて頂きます。その後、経営者様が考えている方向性を整理して企業経営の問題と解決策の方向性を示すスポット的なコンサルティングサービスです。
現状の再確認と企業が置かれている状況を俯瞰的に整理します。
また、現在の経営に対しての問題と、それに対しての解決策の方向性が明確になります。
第三者に自身の経営状況を話すことで、何が出来ていて、何が出来ていないのか、今後経営者としてどのようなことに資源を集中すべきなのかの方向性が明確になります。
経営者様の企業の経営形態や規模にもよりますが3回のセッションで60万円程度の費用です。
なお、遠方の場合は交通宿泊費を事前に確認した上で別途実費にてご請求させて頂きます。
1回目 | ミッションやビジョンの共有と深堀、企業の取り組み、活動の共有、互いの人柄の確認を行います。 |
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2回目 | 経営状況の共有。対象事業の環境分析を経営者様との対話を通じて行い、業界の特徴や競合や代替品の確認、御社の強みや弱みの整理を行います。 |
3回目 | 将来の在りたい姿と現状のギャップを明らかにして問題点の整理と、これまでの共有事項から考えられる解決策の方向性を整理します。 |
企業のミッションや将来ビジョンを共有します。経営者が普段考えていることを実際に話して頂き、深堀します。将来像も通常考えているビジョンを更に鮮明にして頂きます。この過程で、今取り組んでいる行動の抜けやモレ、今後、どのようなことを行う必要があるのかをコンサルタントとの対話を通じて明確にします。仮にミッションや将来ビジョンが不明確な場合は、弊社のメンバーが適宜質問を投げかけながら、それに答えていく形式で自然と頭の中が整理されていきますので心配ありません。
現状の置かれている立場を確認します。多くの中小企業では、現状を把握することが難しいです。理由は、そのようなことを考えるリソースが無いからです。大きな企業になれば経営企画室のような機能を持つ組織があり、その組織が経営者の将来に関する意思決定を行いサポートします。しかし中小企業では、そのようなリソースに限りがあり、実質的に機能していないことが殆どです。
問題解決コンサルティングでは、このようなことを吸収するために、対話による独自の手法で行います。経営者や幹部社員、時には現場担当者に質問を行い、互いの認識レベルを共有します。また、通常考えない質問を出すことで、普段認識していない視点を経営者や経営幹部が考えることができるようになります。また、この対話を通じた手法は、ノウハウをそのまま提供しますので、スポット契約で終わったとしても、経営者様にノウハウが残ります。
現状確認では、自社のこと意外にも、顧客や顧客が置かれている市場の環境、そして市場が今後どのようになるのか。また、顧客が比較購買する相手である競合がどのような力関係で、将来的にはどのようになるのかも確認します。更に、自分たちがビジネスを行っている全体像を確認するために、より大きな視点で自社のビジネスの現状を確認することまで行います。
問題点の整理と解決策の方向性の提示です。将来と現状が分かったら、最後はそのギャップを確認します。将来像に到達するためには、一体何を行い、何をしないのか。ヒト、モノ、カネの経営資源が限られている企業では、することとしないことを明らかにすることが大切です。課題を明確にしていく段階で、今後の取るべき行動まで整理されます。
ここまでが大まかな課題共有ワークショップの概要です。上記の手法は、ほぼ企業によって進め方や分析の仕方、考え方が異なります。従って、3回のワークショップが終わった時点で、経営者様の頭の中がスッキリ整理されています。問題解決コンサルティングのゴールは、企業の状況を確認し、弊社のコンサルと経営者様や経営幹部双方の相性を確認します。また、3回のコンサルを実施する中で、我々の実力も確認して頂けます。
もちろん、3回のワークショップで終了することも全く問題ありません。また、実際の問題をどのように解決するのか。或は、3回のワークショップで出た解決策を、時間をかけて解決したい場合は、改めて進め方を協議します。
企業が抱えている課題は全て異なります。始めからコンサルティングメニューが用意されているサービスではありませんので、これまでも数多くの中小企業で導入頂いています。