【動画】2021年度店長研修プログラム ㈱新出光リテール販売部様向け
2021年7月26日
本ページは㈱新出光リテール販売部サービスステーション課様向けです。
SSのマーケティングプロセス・Web集客の仕組みと店舗の取組を考える「2021年度店長研修プログラム」のSS店長研修に参加される該当者の方は、以下の動画を視聴し、事前課題を整理した上で当日のワークショップに参加ください。
【事前課題】
次の3本の動画を視聴して下さい。PWは別途事務局より連絡があります。
1)売上実績分析の動画視聴(約39分)
2)プロセス管理の動画視聴(約27分)
※上記2本は視聴後事前課題を整理して下さい。
3)顧客DBを活用した取り組みとロイヤルカスタマー戦略の動画視聴(約35分)
URL
1)売上実績分析(https://app2.gemediar.net/movies/preview/60f6afe4-fd8c-4ba3-8c80-4d7da0106aeb)
2)プロセス管理(https://app2.gemediar.net/movies/preview/60f6b083-9fb0-43a8-a529-4d7ba0106aeb)
3)ロイヤルカスタマー(https://app2.gemediar.net/movies/preview/60f6b127-149c-497c-ae83-4d75a0106aeb)
磁気記録式メモリー(MRAM)はイノベーションの中心になるか
2021年7月21日
◇日経新聞の記事
原田です。
日経新聞7月20日(火)の朝刊に磁気記録式メモリー(MRAM)の記事が掲載されました。普及にめどがついてきたようです。これで日本の産業が、ビジネスのメインストリームに食い込めると期待しています。
この技術は、現在の要素技術のトライアングル、「クラウド」、「AI」、「5G」に続いて、ビジネスに大きなインパクトを与えると思います。
◇テクノロジーの進化は想像以上
データの記録に電子のスピン(回転)を利用するなんて、技術の進化は信じられないです。1ビットの記録が、磁気のS極、N極から、電子のオンオフになって、さらにそこから電子のスピンになって…。
25年くらい前、私はIBMのパソコンをフルセット30万円で購入しました。巨大なブラウン管のディスプレイと、ハードディスクの入った巨大な本体が机の上で大きなスペースを占領していました。その頃は、コンピューターの前でタバコを吸うなといわれていました。タバコの煙の粒子が、磁気ディスクの隙間に入り込むからです。また、ハードディスクが動かなくなったら、ぐるぐる回すといいとも言われていました。そんな物理的な牧歌的な時代から、電子のスピンを利用する時代になりました。もうハードディスクを持ってぐるぐる回ることもないでしょう。なにせ電子がスピンしているのですから!
本当にテクノロジーの進化は予測不可能です。
◇普及と用途
このMRAMは小型の端末に使われます。さらに同時に大量のデータを保存する必要があるAIにも使われます。これらの用途では、従来の1000分の1の電力だそうです。
小型で省電力といえば、まったく同じフレーズだった技術があります。
Bluetoothです。今、Bluetoothはあらゆる電子機器に搭載されています。同じように将来は、MRAMがあらゆる電子機器に搭載されるかもしれません。
ワイヤレスのイヤホンも、スマホにつながず聴けるようになります。同じくスマートウオッチもスマホから独立して機能できるようになります。あらゆる機械に、多くのセンサーを搭載し、同時に利用できるようになります。家畜動物の管理でも活用されるでしょう。牛、豚、鶏だけでなく、魚の養殖も1匹、1匹自動で管理できます。動物や昆虫の生態を観察できるようになります。
もしかしたら人間も徹底的に管理されるかもしれません。今、サッカーは選手一人一人にGPSをつけて、試合の間、選手のデータをとっています。MRAMが普及すれば、さらに進んで、両手、両足、頭にもセンサーがつけられるようになるかもしれません。そうすれば、完全バーチャルリアリティーで選手の目線や動きを再現しながらチャンピオンズリーグ決勝のゴールを選手を選手の立場で体験できるかもしれません。
◇テクノロジーの教養
現代社会はあらゆるビジネスがテクノロジーの進化の影響を受けます。本質的な要素技術のことを理解する必要があります。最近なんでも「DX」という言葉が使われますが、どれだけの人が、本質的なことを理解し、考えているのでしょうか?
「テクノロジーの教養が必要」と、ベンチャーキャピタリストの山本康正さんが著書の「次のテクノロジーで世界はどう変わるのか」に書いていました。この本のなかでは、テクノロジーを関連づける「マップ」の必要性も説いています。
最近は、テクノロジーの進化はとても早いですが、山本康正さんの本のように大変わかりやすく全体をまとめた本もあります。「DX」のトランスフォーメーションとはなにか?などという議論よりも、要素技術の基礎知識を理解し、関連付け(マップ)ができるようになったほうがいいです。
飲食店の電話対応
2021年7月14日
早嶋です。
ネット社会になっても電話による予約の確認は飲食やホテルなどは結構多いと思います。中でも飲食は、ネットで調べて「行ってみたい!」と思うと、その場で電話する方が多いのでは無いでしょうか。
例えばランチ時間に、近くで検索して空いているかを調べたい。夕食のタイミングで入れるか知らべたい。週末の予定を立てている時に予約を取りたい等々です。
一部はWeb対応をしていますが、レスポンスが遅いものがほとんどで、その場合直ぐに次の候補の店にスルーします。
と考えた時に飲食店の電話対応って、結構重要なコンタクトポイントだと思うのです。しかし飲食店はその重要性を理解していないように感じます。特に客単価が高いお店であっても、未だにコンタクトポイントを無視して、店内の設えと料理そのもので勝負をしようとしています。
電話のタイミングを考えると、結構多忙な時期だと分かります。ランチ前や夕食前は仕込みをしている、開店前の準備をしている。ですが、顧客はそのタイミングで飲食店に連絡します。結果、オーナーや女将相当の方が電話に取ることが少なくなり、従業員やバイト・パートが電話対応をします。本人に悪気は無いのでしょうが、レスポンスややり取りが悪く、結果お店の印象が悪くなる。そしてスルーする。という経験は多くないでしょうか。
もし従業員やパート・アルバイトが電話を取る機会があるのであれば基本的な対応や受け答えのレクチャーをするか、或いは電話に取らせないか。要は中途半端な対応が結果的に次のリードを消している可能性があるのです。
細部に宿る
2021年7月13日
早嶋です。
God is in the details. 神は細部に宿るという言葉、ミース・ファン・デル・ローエ、ドイツ出身の建築家が残した言葉だと言われています。ただアインシュタインやル・コルビジェ、ニーチェ等も同様の表現を残しているので、大成した人の多くが大切にしている概念だと思います。
全体や見た目ばかりを気にしても、本当に大切なことで手を抜いてしまえば、そこからほころびが始まる。結果として全体の完成度が落ちてしまう。そんな解釈でしょう。
先日、10年ぶりに福岡で写真展を開いた山内悠さんの作品を観に行く機会がありました。そして今回も10年ぶりではありましたが、じっくりと妻と一緒に話する機会がありました。今回のテーマは惑星。同じ星の中に住む住人、住む世界が異なれば、異なる思考を持つ。そんな意味を込めた写真展では、モンゴルの様々な民族と自然、そして自然にもうすぐ自然になる構造物が作品に閉じ込められていました。
作品の説明を受けている中、何度がパラレルワールドというワードが出てきます。モンゴルで見る空と日本で見る空。同じ空を見ていても、見る人によっての解釈があり、そこには別の世界があるのではないか。同じ写真を撮っても、昨日撮った写真と今日撮った写真では、本人であれ考えた内容がことなり別の世界が存在するのではないか。同じ写真を見て、解釈する人によって内容がことなる。それはそれで別の世界が生まれる。
2014年から毎年モンゴルに行き、写真を撮り続ける中で山内さんが考えたことが文字ではなく絵として切り抜かれた世界。偶然に撮ったのか、その一枚を追い求めてとり続けたのか。しかし展示されている作品はどれも物語があり、1つの質問で話が尽きない。やっぱり魂がこもっているのでしょう。
購入した写真集の裏表紙には右と左のページに真っ暗な夜空に光の加減で星を切り取った作品があります。どちらも同じ写真。でもよく見ると、右のページの写真には流れ星が表現されています。同じ世界でも見る人が異なれば、見る人の思考が異なれば世界が少しづつ変わってくる。そして世界はそうやって、幾重にも人の数だけ世界があるのではないか。そのような概念を作品のまとめにびしっと仕上げている。あー、やっぱり細部にも本質があるのだなと感じました。
職場の読書論 〜読書の習慣を定着するには〜
2021年7月13日
◇本を読まないという嘆き
原田です。
多くの経営者の方から、社員(若い人)が本を読まないという嘆きをよく聞きます。
若い人だけにかぎらず、私の周りの専門家と言われる人でも、本を読んでいる人は少ないです。
本を読むという行為はとても時間を取ります。スマホ全盛の時代では、読書は、コスパの低い行為なのかもしれません。
◇経営者と読書
一方で経営者の方は、本を読む人が多いです。多くの経営者は、経営者同志のネットワークを持っています。そこで先輩経営者から、「この本を読むといいよ」と進められることが多いです。また仕事柄、移動が多く、移動時間でできることの一つが読書です。そして、読んだ本の内容は、先輩経営者へフィードバックすることになります。なので読書で得られる効果を体感しています。
◇普通の人と読書
本を読むことは、直線的思考を強要されます。一定の時間、集中して活字を追うことは、脳に負担をかけます。ある程度、訓練が必要です。
一方で、SNSやゲームは、次々と切り替わっていきます。即座に自分の必要な情報にアクセスできます。おそらく人間本来、というか動物と同じ拡散的思考になっています。
1日のほとんどを、ネットに接続している現代人は、できることなら本は読みたくないというのが本音だと思います。
あるいは必要な情報はネットで収集できるので、本を読むなんて時代遅れだという意見もあると思います。
◇読書とは
読書は、単に情報を得るものではありません。著者のものの見え方、考え方、そしてその論理的な組み立てを、体験することが読書だと思っています。これはあくまで私の読書論です。
※ちなみに、私は速読ができません。何度か試しましたが身につきません。
読書という体験で、自分の認識の枠組みが変化します。物事の考え方が改まります。物事に複数の視点を持てるようになり、世界が広がります。
読書の楽しさは、著者の視点、思考を通して、新たな世界観を手に入れることだと思っています。
◇読書のすすめ
読書の習慣はあった方がいいです。だからと言って、若い人たちに本を読めといっても読みません。ついついスマホに手が出るのが現代人です。なので私が最近読んだ本の中から、いい取り組みの事例を紹介します。
それは大学のゼミでの取り組みです。ゼミの学生に、みんなの前で自分が選んだ新書を一つ紹介してもらうという取り組みです。このとき紹介する人は、1冊読破する必要はありません。自分が読んでみたいと思った新書を紹介するだけです。そして「どうして、その本を選んだのか」を説明します。そうすると、1ページも読んでいなくても、「著者はだれか」、「どういう履歴の人か」、「どんな知見が得られるか」ということを考えるようになります。
このやり方であれば、Amazonの中身検索だけでも、終わらせることができます。そこまで負担はかかりません。お金もかかりません。
企業でも、同じように、社員から読みたい本を紹介してもらうという取り組みができます。週一回くらい、ローテーションで、みんなの前で発表してもらうといいでしょう。
そうすれば、なかには実際に読もうとする人もでてくると思います。もし読み終わり、そのことを発表することができれば、大きな成功体験になります。
◇成功体験が必要
今の本、特に新書は読みやすく作られています。1文、1段落が短く、さっと読めるようになっています。ベースとなる知識がなくても、2時間くらいで読み終える本は結構あります。
まずは一冊の本を読み通したという成功体験が必要です。良い本を一冊読めば、世界観が変わります。その世界観を誰かと共有できれば、また本を読む意欲がわきます。そういう人が増えると、社内の雰囲気も変わります。一度、分岐点を超えると良い連鎖がつながっていきます。
まずは本に興味をもってもらうこと。いきなり読ませるのではなく、小さなステップを作るというのが基本です。
以上、最後までご精読ありがとうございました。
ディープフェイク
2021年7月12日
早嶋です。
ディープフェイク。ひと頃よりも紙面に登場するようになった言葉です。これは先日お話したシンセティックメディアを活用した悪用の総称です。記憶に新しいのは2019年にFacebookのマークザッカーバーグ氏が語っている動画がネットに拡散されました。更に、当時のトランプ大統領をバラク・オバマ前大統領が批判する動画が流れていました。しかしどちらともフェイク。シンセティックメディアを活用して、悪意をもって大衆操作目的、或は愉快犯的な手口として拡散されたものです。
この技術は一般の方々に普及しているようで知られていないと思います。そのため画像や動画は、多くの一般市民にとって、やはり信憑性が高いと考えられるかもしれません。例えば、選挙で悪用することも可能です。ある属性の方々が崇拝する人がいたとします。その人の画像を活用して、選挙に有意な発言をしてもらうのです。そしてその動画をSNSなどを活用して拡散します。まさに活用次第では様々に悪用できることがイメージできるでしょう。
ITの世界では、この手の技術は大概がポルノ業界から出始めると言われます。実際、そのような合成動画も18年頃より出回り世界的にも問題視されるようになっています。まぁ、技術が躍進する裏では常に何か困ったことが起きて、それが後から法などをベースに整備されるようになる。ということを考えるとしばらくはこの手のトラブルが続出することが予測できますね。
ディープフェイクの論点は3つあります。個人情報保護、名誉棄損、そして知的財産です。例えば、顔情報や音声情報を無断で借用してシンセティックメディアを活用するとこれは明らかに個人情報の観点からNGです。創られた動画により、著しくその個人が不利な立ち位置に置かれ経済的な損失を被った場合、名誉棄損になり、損害賠償の対象にもなるでしょう。そして、基となる動画やストーリーが誰か第三者の権利で守られている場合は知的財産を脅かす対象になるかもしれません。
法的な内容は専門家に譲りますが、現時点でグレーな部分が多いということは、その隙間をかいくぐり活用する企業や個人が続出することが予想できます。各々の倫理観に従って運用となると国籍や国民性、信条や性格によって運用がバラバラになるでしょうからとても厄介です。
シンセティックメディア
2021年7月11日
早嶋です。
AI活用の合成動画作成の技術が実用化しています。俳優の様々な表情データを動画生成AIに読み込ませます。それらを教師データとして学習を数万回から数百万回繰り返すことで、動作や表情に対して自然な顔の動き、目線の動き、唇とセリフの同期、そして表情の変化を作りだすことが可能です。合成された動画は広告や将来的にはドラマや映画などに活用が期待されます。
この分野、既に一部のニュースメディアで実用化されています。博報堂と英国のスタートアップのシンセシアがタッグを組んで日銀の金融政策について読み上げる仮想女性を創りだしています。こちらの場合は、実在の人物の顔、音声等のデータを基に分身を作成します。理屈では一度データを取得すると30分程度の短い動画であればすぐに作成できると言います。
現時点での契約では、データを提供した人物に対して俳優が本来受け取っていた対価を頂くことが出来るそうです。ここは将来の音声や動作そのものを売り物にしていた方からすると諸刃の剣になりますね。
本来の俳優業は時間を売っての商売でした。そのため撮影できる時間に限りがあり、断っているケースが多く存在していたと思います。またアクションシーンや物理的に撮影する場所に移動を伴う場合、その前後の時間も無駄になっていました。また、撮影する際も撮り直しや何らかの条件を一致させる必要があれば、当然に拘束時間も長くなったことでしょう。
それが、基本的に俳優の時間確保、場所確保、そしてスタジオでの撮影そのものが不要になるのです。このように考えると、基本的に俳優に支払う費用は同じでも、撮影の手間、編集の手間、移動やその他付随する費用を払うことを考えた場合、製作費の実に9割も削減できるといいます。
このような動画、シンセティックメディアはデジタル素材になるためコピペの対象になります。つまり同じ作品を無数に際限なく生み出すことができるようになるのです。すると、従来忙しい時間帯に登壇できなかったため、偶然にそのタイミングで空いていた俳優がフォーカスされるなどの、アナログであったからこその偶然のスター誕生なども少なくなるでしょう。また、元々能力があるけれども日の目に会えなかった俳優も登壇する回数が激減することになるでしょう。
更に、映像を5G などで届ける際に、受信側の人の感情などのデータをリアルタイムに交換できる仕組みがあるのであれば、配信するストーリーそのものを受信側の人に応じて物語や登場人物、エンディングのシナリオを変えるような配信も可能になります。従来は、違うパターンの動画を取るためにはアナログを駆使して物理的に同じ条件で撮影を重ねる必要がありました。しかし、シンセティックメディアを活用すると同じ動画データから異なる動画を創り出すこともリアルの作業を比較すると簡単になります。
デジタル化が進むと、俳優の世界においても頂点とそれ以下に分かれてしまう。後5年もすると日常的にこの技術も活用されるようになるのでしょうね。
【動画】戦略の基礎サンプル
2021年7月9日
本ページは、麻生教育サービス様、並びに関係者様向けのページです。
「戦略思考の基礎」
企業における戦略立案の基本的な考え方と事業の方向性を考える際の事業環境の分析の仕方をわかりやすく整理して理解します。本講座は①から⑥までの6回シリーズです。各回30分前後の内容です。レポート添削コースを選択の場合は、自社商品を題材としたレポート動画を視聴いただいてレポートを提出ください。
①戦略思考(戦略思考の動画視聴はここをクリックください)
戦略思考の基本的な考え方、戦略のゴール、戦略の本質について整理します。全6回の概要を掴みながら戦略思考に興味をお持ちください。34分の動画です。
URL:https://app2.gemediar.net/movies/preview/60e6f5ee-a6b0-4559-b4be-0806a0106aeb
②全社戦略
全社戦略と事業戦略の違いを改めて説明した後に、全社戦略で取り組む内容について説明しています。スタッフ部門やコーポレート部門、本社スタッフはこちらの動画を見ることをおすすめします。26分の動画です。
③成長戦略
戦略の概念に時間の感覚を取り入れます。事業ライフサイクル、アンゾフの成長マトリクス、事業ポートフォリオ・マネジメントの3つを整理します。38分の動画です。
④基本戦略
競争戦略や自社の進むべき方向を考える際の3つの基本的な方向性について解説しています。ポーターが中心に考える外部環境をベースにした戦略論、バーニーが中心に考える内部リソースを中心に考える戦略論、そして不確実な世の中にオプションを取り入れた戦略論をそれぞれ整理します。37分の動画です。
⑤環境分析
戦略立案する際に分析する手法を整理しています。環境分析の考え方を理解した後に、マクロ環境分析とミクロ環境分析の概念と分析手法を整理します。35分の動画です。
⑥戦略立案
最終的に自社が取るべき方向性を導き出します。戦略の方向性について理解を示した後、クロスSWOT分析、意思決定のイメージについて理解を深めます21分の動画です。
事後課題
戦略思考の基礎を見た上で、自社か他社を選択します。これまで習得した知識に基づいて、実際に環境分析からクロスSWOT分析を行い戦略立案の流れに取り組んでいただきます。
生きる意味
2021年7月7日
早嶋です。
生きる意味はなんでしょう。
(結論)
あると考えないで、そんなの無いと思った方がよいのかな。一方で、生きる意味を敢えて見出すとすると、それは生きることそのもので、加えて自分の周りの人々が、本人から何かを与えられる。と考えれば、実は生きる意味とは自分のためではなく、相手のためにあると思うのです。
(とりとめもない問答)
生きる意味を自分に見出した場合、自分が満足する生き方を手に入れることで達成するとする。だとすると自分が満足する世界というのが存在する。もしその世界がイメージ出来た場合、その世界を達成した時か、その世界を維持している時に意味があることになる。
でも、これだとしっくりこない。その世界を手に入れるまではきっとたくさんの時間を要すると思うからだ。生きる意味が結果にあるということは、その結果を成し遂げるための過程においては意味を常に問い続けることになる。そして成し遂げるために生きているとなれば、中々成し遂げることが難しい世界を見出した人は常に満足することは無い。
仮に達成することが出来たとしても、その世界は過去に考えたイメージだ。時間という隔たりは常に僕らの思考を変異させる。それは環境変化が与える影響かもしれないし、取り組む中で自分が成長した結果生じたことかもしれない。いずれにせよ、時間のおかげで、達成した時に、当時考えたイメージと異なる感情を抱くかも知れない。そもそも当時の感情と比較することすら難しい。
だとしたらどうだろう。生きる意味を結果に見出すこと自体が意味がないのかも知れない。だとしたら生きる意味を過程に見出してみる。つまり何かを達成しようとする過程において、人は生きる意味があり、それを続けることそのものが意味となるのだ。
簡単な言葉に置き換えたら、結果に意味を見出すか、過程に意味を見出すかだ。まぁ、どちらが正解とはならないと思うが、僕は結果に意味を見出すことから過程に意味を見出すことに変えて、少しばかり自分を自分として表現することができるようになった。そして不思議なことに過程に意味を見出すうちに、冒頭議論した通り、当初の目標やゴールが変わる対象もあれば、変わらない対象もあることに気がついた。ただ、どちらに傾こうが、過程にフォーカスしているので、常に意味があることになる。少なくとも自分の定義では。
20代の頃は、誰よりも大きく、誰よりも知名度を高くして、誰よりも価値を創出する人になりたいと思っていた。そして当然、行動を続けるうちに、どんどんと野望が大きく、高く、手が届かないところに拡張していく。頑張れば頑張るほど結果が遠くなるのだ。周囲には涼しい顔をしているけれども、当人は勝手につらいと思っているのだ、不思議なものだ。人に対してはビジョンや目標の達成やギャップの分析が重要です。そして実現するための行動が大切です。と言っている。しかし、紺屋の白袴で自分の行動に対して向き合える年齢ではなかった。
30代、家族ができた。世の中のために頑張るぞという壮大過ぎた自分の妄想は、対象がより具現化して家族のために頑張るとなっていった。従来の早嶋聡史と全くことなる発想だ。世の中のためと言いながら、最も最小ユニットの家族と接する時間がなくて、家族が満足していないかも知れない。と考えたのだ。早嶋聡史が世の中に費やす時間が増えれば増えるほど家族との時間が減る。しかし世の中はこれっぽっちも変化しない。なんとも虚しい時間であった。そこで考えを逆転した。世の中のためにという最小ユニットは、やっぱり家族だと。そこにフォーカスすると自分が楽になり、時間も調整もできるようになる。そして冷静に判断して見ると、20代の頃よりも今の方が家族との時間も取れるようになり、一方で当時から考えている社会に対してのインパクトも結果て少しではあるが与えることができている。
今は40代。経験は増えたが、継続的なインプットを続け、時には過去の成功体験を捨てる取り組みを続けている。20代や30代から比較すると、一定の積み重ねがアドバンテージになっている部分もある。一方で、アタマの回転の速さや、行動力や瞬発力は明らかに落ちている。それでも物事が進む感覚を常に持ち、特定の仕事に対しては自分が表に出なくてもコントロール出来ているような気分である。実際はどうだか分からないが、1年程度のスパンで見れば、大きな前進があるのは間違いない。しかし基本は家族や自分を軸に、過程を楽しむ取り組みをしている。
そして家族という概念に自分の中での親の存在があらためて大きくなった。自分の年令を考えると当然ながら両親の老いがある。幸い、遠くない距離に住んでいるから定期的に会う時間を増やしている。自分や妻や子供の存在、そして自分の兄弟の存在が常に両親の人生に楽しみと生きがいをもたらしている。何のための人生かと問えば、自分だけの人生ではないことがわかってくる。
VC界隈で有名な話がある。漁師に投資する話だ。朝漁に出て、昼ごはんを家族と過ごし、のんびりして夜は早めに寝る。そしてまた朝漁にでる。その生活を見ている投資家が船を買って人を雇って規模を大きくしようと漁師に提案する。漁師は尋ねる。目的は?と。投資家は言う。ドンドンおおきくなれば、お金が勝手に入ってきて、家族と時間をともにして、好きなことに没頭して、のんびりできると。漁師は既に実現しているという。
この話は面白い。まさに僕が考えた20代、30代、40代現在進行系を表現している。実は今が一番ハッピーで、それは常に変わらない。過程にフォーカスしているので何らかの状況の変化はあるだろうが、結果を求めることを過度にしないので、常にココロが安定している。更に、世の中のためという大義名分を家族のため、そしてそれ自身が自分のためという概念を見出したことで、穏やかな毎日を楽しむ余裕ができてきた。一方で、常に行動にフォーカスしているので1年単位の変化を見れば、明らかに理想に近づいている。
結果と過程。社会と家族と個人。最終的な結果を結果目標として設定して、その達成をイメージするために細分化する。それらを通過目標として捉え、その通過目標につながる行動を特定して、その行動を続けることに専念する。大きな組織の大義名分を見出したら、それを組織毎に細分化して、最終的にはチームや行動をともにするユニットに落とし込んでいく。一定期間の間隔で行動が通過目標につながっているかをチューニングし1年程度のスパンで、そもそもの結果目標は正しいのかをフィードバックする。そしてそこで得た議論を基に、結果目標のチューニングを行う。それを組織単位、チーム単位、個人単位で行う。後はそれの繰り返し。
そうか、自分でクライアントに言ってきた取り組みを、企業から早嶋聡史個人に落としただけだったんだ。と妙に納得することができた。
世の中、何かの成果を出すために、その成果に向けて行動を続けた結果、たまたま成果が出ると考えた場合、時間の割合でいけば結果がでるのはわずかな瞬間でしかない。目的を達成するために努力をするというが、長い人生の中でその瞬間のために時間を費やすといのは、ものぐさな私からするといただけない。
世の中のみなをハッピーにするために、自分と最小ユニットの家族とその周りをハッピーにすることを考えて動く。結果、その連鎖が拡張するかもしれないし、実際は分からない。しかしプロフェッショナルとして対価を頂きながら大きな組織にアドバイスをさせて頂く仕事である以上、常に自分のパフォーマンスを高める努力は必要だ。僕の場合は、それが家族と自分自身のココロの安定ということに40になってようやく気がついたのだ。
そこであらためて考えて見る。なんのために生きるのか。結果は、しらんがな。ただもし目的が仮にあったとして、その目的のために取り組むことが目的だったらどうだろう。あまり意味のないことだが、取り組むことが目的なので、その瞬間は達成するまで継続する。つまり長い。生きている間の大半は行動をしていることになるので、満足度も高い。そしてそれは自分のためと捉えるよりも、自分の周りに居る家族の人生に自分がいることを理解する。そうすると生きる以外の選択肢は存在しなくなる。つまり自分のためには、同時に家族のためになると思うからだ。そうやって自分と問答することに解はでないが、実は意味があるのかも知れない。いや意味を見出そうとするから苦しくなるのだ。そう、意味なんて無いのだ。
自然災害の続発と生活に不安な社会
2021年7月6日
原です。
今、日本は地震・津波・豪雨災害が集中的に発生する大災害の時代に入っています。地殻変動が活発になる時期を活動期と言いますが、1994年に地震学者の石橋克彦氏が、日本列島が活動期に入ったと著書「大地動乱の時代―地震学者が警告するー」を出版されました。そして、出版の翌年に起きたのが阪神・淡路大震災でした。
それ以降、ほぼ毎年地震が日本で続き、東日本大震災が2010年に起きました。
東日本大地震は、約1100年前の大地震の時とほぼ同じ津波領域でした。また、この大地震を起点にして前後50年に起きた自然災害を調べると18年後に南海トラフ地震が起きたほか、富士山が噴火しています。プレートが動き、直下型地震が集中的に起きる時期は50年から100年続くと言われていますが、東日本大震災後も熊本、鳥取、大阪、北海道胆振東部地震が起きました。
さらに、温暖化の影響による豪雨災害も毎年のように起きています。特に、農山村を流れる河川に隣接した地域では、都市を流れる河川とは異なり、一般には治水施設の整備水準は低く、豪雨時には河川氾濫による浸水や流出被害の発生の危険性が高いです。また、土石流危険渓流や急傾斜地崩壊危険箇所などが存在することも多く、豪雨発生時においては、崖崩れ、土石流等の土砂災害の危険性も存在します。このような地域においては、急峡な地形が間近まで迫るなどの地形的特徴により、局地的な豪雨が発生しやすく、加えて、その流出特性から河川の水位上昇が急激に生じやすいのです。
このような局地的な集中豪雨はその予測や観測が難しく、それに伴う河川洪水や土砂災害の発生を事前に予測し、流域住民に対して早期の段階で避難勧告・避難指示などの避難情報を伝達することは現状では困難な場合も多いです。また、突発的かつ局所的に生じる土砂災害に関しては、その発生を察知してからの対応では間に合わないことが多いだけでなく、一次的な被害を免れたとしても、農山村の河川流域では道路や通信網の寸断により孤立状態が生じる危険があります。
私も出身の農山村地域の水害や山崩れによる1次災害と2次災害により、家族、友人、知人を失っており、自然災害の恐怖とそこで生活していく住民の不安を身近に感じています。
このようなことから、農産村地域で生活するには不安事項となり、都市からの人口移入どころか都市へ移出していくことにつながります。
私は、都会と農山村での2拠点生活を実践していますが、大地震だけでなくコロナ感染により都会には住みにくくなり、一方では、山や川の海の津波などの災害を直接に受ける農山漁村も住みにくくなっています。
自然災害は、日本だけでなく世界的な現象であり、SDGsは一時的な流行のキーワードで終わることなく、世界中の国、自治体、企業、組織、人々が長期的に取り組むべき重要課題です。そして、「人」中心の視点から、「人☓自然(地球)」に視点を変え、SDGsの目標に対してできることをビジネスやライフで実行し続けることが必要です。
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