早嶋です。
今朝の日経で「複雑で分かりにくい防災気象情報を整理するため、気象庁が情報の名称や分類を見直す」なる趣旨の記事があった。
気象庁等、国が国民に情報提供する際に、様々な警報レベル、名称呼称があり、複雑でわかりにくいという親切心からだ。災害が増加し、被害が拡大する中(※1)、5段階に警戒レベルを分けて再編するという趣旨だ。
疑問だ。
国民の言い分としては、「毎回、災害が派生し、50年に一度とか、10年に一度とか言うけど、また?」と思っているのだろう。
国の言い分としては、「情報発信もしているし、適切に行動してね!」と言って、言い訳をしたい気持ちもわかる。
が、結局は自分の命は自分で守る。家族の命は家主が守る。など、自己責任で自己判断で動けない国民が増産していること事態に疑問を持つべきだ。誰かが言ったから行動するという無責任な状態は異常だ。災害レベルを見て、これはヤバいと思ったら、他人様に迷惑をかけずに自分の身を守るのが基本だと思うのだ。
今回のように、複雑な情報を集約して単純化すると、「単純すぎて分からない」となり、数年後に再び細分化される行動をとることが予測できる。自治体や政府もいい加減、自分で考える取り組みを示すべきだ。
と主張しても、大多数は疑問をもたない状態が常態化しているのだから、根本的な解決は非常に難しいのだ。
※1:我が国おける自然災害の状況 政府