就職活動をする若い人達から今40歳を迎える前後の僕らの同世代を含めて、これまで受けてきた義務教育の当たり前をリセットするタイミングがいよいよきましたね。しかし、それらは非常に大変です。しかし、新しく何かを吸収する前に、過去の学びや経験を一度全て整理して、無除権に捨ててしまう気持ちで今後をむかえないと、基本OSが悪さをして何も結果的にできない状態になると思います。
理由です。例えば、従来の僕たち世代が受けてきた義務教育では、権威の言うことは絶対で、常に100点という解法と例外が無い答えが存在して、その考え方や解き方に寄せる事が優等生として扱われてきました。そして、創造的な発想や独創的な活動、そして他社と圧倒的に異なるパフォーマンスは全て全否定されました。しかし、社会に出れば、その逆で、意外と使いものになりません。だからと言って、あまりに自由に振る舞えば、今度は組織から潰され、なんだかなーと思う瞬間が多々おとずれます。それでもめげずに仕事をしてきて今も組織に馴染んでいる人は完全に2極化した状態にいると思います。全体から指示する側と全体から指示される側です。
そして指示される側は勿論のこと、指示する側に対しても受難がやってきました。会社のトップがもう、どこに向かっていいのかがわからなくなったからです。従って大きな方向性が無いままに考えろと言われ、実際に考えを共有すると、違うと全否定。再びなんだかなーという状況でcovit-19です。
そのような状況下に在ることは、今の40代と話せばわかることでしょうが、若い人は40代と接点を持つことも無く、あったとしてもオブラートに包まれたことしか助言がされません。聞かれる40代も筒抜けに真実を話すことで自分の自尊心が傷つくのでしょう。ましてや大手は、昔から人材の不満を煽り、新卒生を食いも似にするかのごとく30年間変わらない就職活動を斡旋して利ざやを稼ぎます。
社会に出て確実に言えることは、常にアップデートして常に自分自身で行動して確かめる状態を続けないと、すぐに自分の価値が陳腐化するということです。ここに絶対の解は存在しませんが、何もしないで、これでいいかーとなると、ある意味そこから自分の存在がコモディティ化していきます。すると時給単価が安いほうに仕事が向い始めるので最終的には最低賃金に近い報酬で仕事をするしかありません。辛い現実ですが、今後はもっとひどくなります。同じような仕事は、エリアを超えてシェアされるため、国境を超えた瞬間、最低賃金が無意味になり、賃金は更に低下するかもしれません。時間で仕払うという概念ではなくなり、成果で評価されるとそれは仕方ありません。もし時給で比較されると、そのような仕事は全て機械化の対象となり、企業は人に投資をせずに機械に投資をするため、本質的には減価償却と電気代が企業が考える費用になるため、賃金を払う価値が微塵にもなくなります。
そのような社会でも顧客を大切にして、顧客のジョブにフォーカスして顧客に何か実質的な解決策を提案する会社や個人は強いです。そして顧客との接点をゴールとせずに、販売開始から顧客との接点を永続して継続的に顧客のジョブを解決する個人や組織は常に対価を得られ続ける存在になっています。特に顧客が感じていない不にフォーカスして、顧客がまだ言語化できていない不をうまくイメージを作り出しながら価値を創る。このような行動を行う人は、今後も必ず何らかのかちを顧客に提供することができるでしょう。
結局は自分の頭で考えて、自分の手と足を使って、常にアタマと経験と感情と考え方をアップデートするようなことが求められる次代なのだなと思います。