早嶋です。
消費税増税を機会にキャッシュレスが加速しています。いいことです。これに対して紙幣の支払い方法に変化が出ているようです。
今朝の日経新聞によると、2020年度に新たに印刷される1万円札は初めて10億枚を下回る見通しです。一方で券売機などの普及や導入によっておつり需要が増加し5千円札は3年連続で増加しています。
・キャッシュレス
・人手不足
は紙幣の需要に大きく関係しているのです。今後も高額の支払いはキャッシュレス化が進むでしょう。従い、1万円以上の支払いはクレジットカードなどの決済が進み、小額の支払いはQR決済や交通系など新たに普及している決済に変化していくと考えると、当然に脱1万円が促進するのですね。
一方で、小額の決済で金融口座やクレジットカードに紐付けていない場合は、自動販売機などでチャージするため上述のように1万円をいれて5千円などの金額をお釣りとして返してもらう。という行動が増え、5千円札の需要は今後も増えるのでしょうね。
因みに平成元年消費税3%が導入された時の1円玉の製造は28億2000万枚。5%になった平成9年は6億7000万枚。8%になった平成26年は10区6000万枚で、令和元年の10%の導入時期には1円玉は100万枚以下の製造になっています。小額のキャッシュレス化は確実に進んでいるのですね。