シニア・コンサルタントの原です。
私は、時々、お客としてスターバックスに行きます。
行く理由は、コーヒーを飲むためよりはリラックスできるからです。
スターバックスのミッションは、「人々の心を豊かで活力あるものにするためにひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつコミュニティから」です。
つまり、スターバックスは、「私たちは人々のお腹を満たしているのではない。心を満たしているのだ。コーヒービジネスではなく、ピープルビジネスを追求」しているのです。
ミッションとは言葉の定義上では、「使命や目的」、「何のために働くのか」です。
私はコンサルや研修時、社長さんや社員さんに「御社の経営理念やミッションは何ですか?」と質問することがあります。
社長さんは即答できるのですが、社員さんの多くは答えることができないのです。答えることができない理由は、「伝えていない。伝わっていない。意味を理解していない。覚えても何の役にも立たない」など多様です。
もったいないですね。社長の想いや会社の存在意義が理解されていないまま日々の業務が過ぎ去っているのです。
つまり、お客様や取引先や社会に対して自社の存在意義が伝えられていないということになります。結果、お客様や社会との関係は希薄になり、顧客が減り売上も下がっていくことになります。
私は最近、大手子会社様から「ミッション」をテーマとした研修と「ミッション作り」への数日間ワークショップを依頼されました。
既に経営理念やミッションは作成されているのですが、再度、新たに作り直したいという要望です。
理由は、経営者と社員が納得できるミッションを作り、お客様や社会に伝えていきたいということです。創業時だけでなく創業からの経過により、経営理念やミッションは編集していく必要があります。
そして、最も大切なことは、会社内での壁掛け用ではなく、お客様に自社の存在意義を伝えていくことです。
そのためには、新入社員研修だけでなく朝礼や日常でも、経営理念やミッションの言葉が飛び交うような習慣づくりが必要だと考えます。
「経営理念、ミッション、ビジョン作り」に関するご質問やご相談は、弊社までご連絡お願いします。