早嶋です。
人工知能が人間の叡智を超えるという時期の予測が2045年。研究者の予測ではこれらよりも早く来るという人々も多い。現在、人工知能はネットワーク上に蓄積されたデータを自ら学習して様々なパターンを理解。それにより、何かしらの判断を行っている。
例えば、株価と連動するデータを常に探して株価を予測する。このような作業は人間よりも遥かに速いスピードでできるようになった。その証拠として、株価や為替がごく僅かなうちに乱高下している。これまでの常識ではかんげられない売り買いが入るため僅かな情報や変化によってその振れ幅が大きくなっているのだ。
一方、人工知能自体に意思が無いので、例えば株価とあるヒトの人の体重の増減に関係があるか調べて見よう!というようなことはできない。全く持って意味のないような思いつきだが、人間は思いつき、コンピュータは未だに指示を与えられないと判断ができない。当然その指示に意味があるか、無いのかなんて思わない。意思が無いからだ。
が、そのうち判断を自分で行い、自分の意思で何かを考えるかもしれない。つまり、シンギュラリティが来るのだ。そうなると人工知能が他の人工知能を使ってより精度の高い人工知能を作ろうとなりその変化が一瞬で到来する。その後の世界は創造ができない。
人工知能のAPIはGoogleをはじめ多くの機関が提供し始めている。つまり、そのエンジンを使うことでAPIの入り口と出口をオリジナルに設計することで、誰でもある程度自由に人工知能を活用することができるようになる。そうなると、今苦しんでいる経営判断なんかは、自然言語に近い形で人工知能に問いかけて、瞬時に判断してくれる仕組みはそう遠くない将来に来ると思う。
現在は、その仕事を自分で調べるのが大変なので、大手のコンサルやリサーチ専門の会社に委託している。その委託先が大きな資本の組織か、クラウド上でスタンバっている個人かは別にして、皆当たり前に行っている。とすると、その内容に対して判断をするか、いなか。そもそもそのような機関を活用するか否か。そう、経営者の意思がしばらくの過渡期は重要になります。
したがって、人工知能がどのようなものなのか?どのような可能性があるのか?どんなメリットやデメリットが現時点であるのか?楽観的なシナリオはどうなるのか?悲観的なシナリオはどうなるのか?ある程度アンテナをはって考えておくことが大切ですね。