早嶋です。
クラウン。小学生の頃か、いつかはクラウンのキャッチコピーが新鮮だった。当時のクラウン1台あたりの価格は300万円くらいだったと思う。しかし今では500万とか600万円する。日本は物価が上がっていないのに、なんで車は高くなっているのだろうか。そんな疑問を仲間としていた。
そこで出た結論は、トヨタは国内での販売から海外の販売にシフトした結果だということ。つまり、国内だけの時は物の値段はあがならないが、海外では経済が成長して物の値段が上昇している。今では世界同一価格を採用するため自然と最も売れる地域の価格に物の値段が合わせられる。その結果、ある程度のクラスの車は昔と比べて高くなったのではないかと。もしトヨタが海外の展開をしていなければ車の値段もそんなに上がらなかったかもしれない。
実際、クラウンがデビューした1955年。当時の販売価格は100万円ちょっとの設定だった。いつかはクラウンのキャッチが発せられたクラウンは7代目で1983年で300万円くらい。2003年のZERO CROWNの12代目もさほど値段の設定に変化がない。
トヨタのWebをみると、2002年の国内生産台数は348万台、海外生産は215万台。2005年では国内生産台数は378万台、海外は357万台。2010年は国内328万台で海外434万台とこの頃から海外生産が国内を上回っている。
2012年のクラウンは14代目でピンクのクラウンやたけしのCMで記憶に新しいが既に価格帯が400万円前後からのスタートになっている。海外の生産が増える=海外での販売が伸びていると考えると、先に立てた仮説はただ。クラウンは、ベンツのCやEクラス、BMWの3シリーズか5シリーズ相当のクラスとしても、やはり400万円以上の価格帯の設定は妥当だ。
そう考えると日本は経済が止まったままで、他の国が伸びているということ。当たり前だが何だか寂しい。
参照:歴代クラウンhttps://gazoo.com/car/pickup/Pages/meishakan_crown_history.aspx
参照:トヨタの生産(国内と海外)http://www.toyota.co.jp/jpn/company/about_toyota/data/monthly_data/j001_02.html