早嶋です。
4月4日、トヨタ自動車とマイクロソフトは自動車から取得される様々なデータを集約してビックデータとして解析してサービスに反映する会社を設立した発表をしています(※1)。両社は、2011年頃から戦略的提携を続け、ニュース上では良い関係を構築しています。
内燃機関を代表する自動車会社がITの会社と仲良くなる、つまり自動車産業は既にIT産業の一部に変化していると言っても良いのかもしれないです。
ちょうど先日テスラモーターはモデル3の先行予約を開始しています(※2)。こちらは完全にハードの会社というよりはソフトに近い概念でハードを提供している会社です。日産のリーフの半分の値段で、走行距離が2倍。車の業界に対してムーアの法則を髣髴とさせるプロダクト展開とプライシングで挑戦を続けています。
今後、バリバリのハードの会社は、自社だけでは成り立たなくなりソフトの会社と一緒に成長を遂げていく。世界で一番の会社もその道の人と組んで成長する。2000年前後までは、とても考えられなかった状態です。
ちなみに、GoogleはフォードやGM、フォルクスワーゲン参加のアウディ、韓国のヒュンダイ自動車、そして本田と提携をしています。ベンツはアップルのOSを採用するなど、自動車メーカーとIT企業の構図も徐々にクリアになってきました。
今後数年で一気に車の概念が変わっていくでしょうね。
参照※1:http://news.mynavi.jp/news/2016/04/05/095/
参照※2:https://www.teslamotors.com/jp/model3