早嶋です。
創造的な思考というのがある。皆誰も思いもしない発想を出すための思考術と思うかもしれないが実際は違う。さっきの自分、昨日の自分よりもちょっとだけ違う視点で考え、違う視点で問題を捉える。そうして考え続けた結果、昨日の自分よりもちょっとだけ新しい発想が出るという考え方だ。
この思考を継続すると、はじめはその道の人からすると当たり前の考え方しか出てこない。しかし継続して考えているにつれて、いつしかその道の人たちを遥かに凌ぐ考えが出ているかも知れない。そう、アイデアの良し悪しは結果論で、確率の世界ではそのことについて考え続けている人のほうが質が高くなるというこだ。
何だと思うかもしれないが、結構大きい気づきだ。別の言い方をすると、アイデアの質を他人と比較しないという考え方だ。創造的な思考が苦手だという人ほど自分の考えに自信を持たない。自信を持たないから考えても仕方ないと思っている。それはつまり、結果的に考えないのだからアイデアが出るはずがないのだ。自分を信じないマインドのために、アイデアを出すというスタート地点にすら立っていないのだ。
従って人と比較しないで、さっきまでの自分の考えよりも少しだけ前進するアイデアを出すように務めることを意識する。他人だって、そのすごい人だってはじめは凡人。だけど、自分を信じて考えることをあきらめないで、自分の視点をいろいろ変えていくことでアイデアの方向性を見出しているのだ。