PCに例えて人間を表すと、例えば
マインド・・OS
思考と行動・・ソフト
となるでしょうか。
どんなに素晴らしい思考の仕方や行動の仕方があったとしても、結局はマインドとしてのOSがしっかりとしていないと動かないということです。すなわち、何かを始めるときや、新しく取り組むときに、How的な話題を徹底しても意味がうすくなるのです。先ずは、Why的ななぜやるのか、その大義名分などをしっかりと共有しなければならないと思います。
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あらゆる生産手段のうち、人的資源ほど効率の悪いものはない。この人的資源の活用に成功したわずかな企業が、生産性と産出量の飛躍的向上を実現する。
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これは経営資源の中の一つ、人的資源に対してのドラッカーの考えです。ドラッカーは人としての資源というように、人的資源をあえて資源としての人と捉えないようにすることの重要性を説いています。
それは、モノや機械と違って、スイッチを押すと動くというものではなく、人はその人本人が理解して、納得して初めて行動に移ります。
その人が納得する、理解する。そのベースとなるのが思考以上にマインドになるのではないかという仮説。それが上記のPCとソフトに例えた話です。PCと同じように素晴らしいソフトは基本となるOSがあってこそ機能するのです。