日本の予算が本日の日経に掲載されていた。
歳出(国の費用)
■政策経費(実際に国を運営するのに使える費用)
72.9兆
○ 31.5兆 社会保障
○ 15.5兆 地方交付税交付金
○ 6兆 公共事業費
○ 5兆 防衛費
○ 0.9兆 エネルギー対策費
■国債費(国の借金返済にあてる費用)
23.5兆
歳入(国の収入)
96兆
○ 54.5兆 税収
○ 4.9兆 副収入
○ 36.8兆 新規国債
日本はプライマリーバランスをゼロにと言ってるが、これをみると本当に考えているのか?と思う。
日本の税収と副収入を合計して60兆円。不足部分は国債、つまり借金を増やしている。しかもその額が約37兆。
1)収入の合計が60兆であれば、まずは政策経費を73兆から60兆にする。
2)あるいは、国の収入を73兆円レベルまでする。つまり増税。
3)あるいは、1)と2)のハイブリット
これを行っても、毎年約23兆円が借金返済に充てられていることを考えれば、まず返済するつもりはないとみられるのが妥当だと思う。
現在、国の借金は1000兆円前後ある(参照:http://www.takarabe-hrj.co.jp/clockabout.html)。国債費は過去の借金に対しての返済に当てられるもので、この費用を払わなかったら即、国家のデフォルト、つまり倒産となる。
これはわかりやすく例えると、年収545万円で副収入が49万円の人が、毎年368万円の借金をして960万円のお金を年間の予算に充てているということです。借金の返済は235万円あり、のこりの729万円を1年間できれいに使っています。
普通に考えても年収600万円の人が729万円のお金を使っているのはおかしいと思うでしょう。しかし、日本はさらに毎年368万円もお金を借りていることになります。
しかも、現在ある借金の総額はおよそ1億円。
日本の財政って、かなりヤバイ!というのがわかりますね。