早嶋です。
大企業を中心に企業研修のニーズをヒアリングしていると、多くの分野で問題解決能力と主体性がが欠けている2点が目立ちます。
前者は、めまぐるしく変化する世の中で、全く未知の課題に対してどのように解を導き出し行動に移していくか?という態度や考え方です。後者は、仕事そのものに対して、自分事と捉える態度です。
問題解決能力が高くても、他人ごとで捉えて入れば、本質的な問題発見にエネルギーを注がないため、表面的な解決に終わります。また例え本私的な問題を捉えることが出来ても、解決策の実行に二の足を踏むことになります。結果、これまでの現象はそのままで、1つアクションが増えるため、ますます、現状の仕事が混沌としていく。悪循環になるのです。
自分事として捉える態度が形成されても、問題解決能力が低ければ、やはり本質にたどり着くことが出来ずに空回りする自体に陥ります。結果、やはり何の変化も無く、本人も周りも疲れてしまう結果になるでしょう。
何事も自分事と捉え、問題解決能力を身につける。企業である程度の成果を出したいのであれば、この2つの能力と態度は必須です。
問題とは消してネガティブなものではありません。問題解決で定義される問題とは、自社や自分が定めた目標と現状のギャップのことをさします。そして、そのギャップをどのように埋めるのか?の鍵がいわゆる課題で、その課題を解決するためにどのような取り組みを行う必要があるのか?これが解決策になります。
従って、そもそも、組織や自分達がどうしたいのか?の議論無くして問題は発生しないのです。