早嶋です。
小泉政権が優勢民営化の広報時に作成した資料の中にある特定の層がいました。「IQが低いために具体的なことは分からなくても小泉首相のキャラクターを支持する層」これらはB層と称されました。要はモノゴトの本質を見極めることが無く、何となくマスコミに流されたり、何となくイメージでモノゴトを判断するクラスターの総称です。
因みに、A層。ここのクラスターは外資系勤務、医師、会計士などの専門職です。小さな政府の方向転換に対しての必要性を感じているものの、現状の政治にやや批判的な態度をとっています。IQが比較的高く構造改革にポジティブな見解を持っていました。
D層。経営者や商売を行なっている人々、建設業などの自営業者を指すクラスターです。構造改革にネガティブな見解を持ち、IQは比較的に低いそうです。構造改革にネガティブな感情を持つ背景は、失業などによる痛みを既に受けており、当時の構造改革に恐怖を感じている層で形成されています。
C層。教師や公務員、上場企業の正社員などです。構造改革にネガティブな見解を持ち、IQは比較的に高い層です。
マーケティングで良く取る手法で、2軸の異なる組み合わせで4つのクラスターに分けていることが分かります。一つの軸がIQが低いか高いか。残りの軸が構造改革に肯定的か否定的かです。IQが低い、高いという表現をダイレクトに使用しているため問題視されることもあるクラスターです。
最近、ニュースを聞いて第三の勢力という意味で第三極という言葉が良く出てきます。現在の民主党と自民党に対して、それ以外の政党が第三極に相当します。石原全都知事は新党を結成する方針を決めていあmす。たちあがれ日本所属の5名が国会議員として参加する予定です。他にも橋下大阪市長が率いる日本維新の会やみんなの党などの大連合の動きが何となく報道されています。政局争いに混乱が生じているときに、第三極という言葉が独り歩きしている可能性があります。
民主党になったものの野田さんの動きに疑問視を感じる。自民党に期待しているけど安倍さんで大丈夫かな?と思っている。そこに第三極というイメージが先行してB層の指示を強烈に集めています。しかし、実際は第三極ちいっても様々な集まりにすぎません。本質的な見極めをしないままひとくくりにする報道には危機感を覚えます。