早嶋です。
頭で考えた事は、メモで良いから紙に書く事を進めています。メモの形式は、文章、箇条書き、単語の羅列、絵、図等々、形式は問いません。理由は、頭で考えたことはすぐに忘れるからです。
将来のビジョンを考えるという作業は、誰でも行うと思います。しかし、誰もが深く考えないで、その事を形式化しません。形式化とは、難しく考えないで、単にメモを取る程度でOKだと考えます。メモを残す理由は、次にその事を考えた場合、前回考えた時点からさらに深堀できるからです。しかし、メモが無ければ、またはじめから考えて深堀することができません。中には、前に考えたことを忘れてしまう事もあります。
頭の中の情報は、凡人にとってなかなか取り出しにくいのです。そのための補完の方法にメモがあります。頭の中の情報は、個人の暗黙値です。従って、本人もなかなか取り出す事ができません。そこで、個人の形式値にかえるのです。これはメモでも音声でも、何でも良いと思います。再現性さえあれば、次に見た時に考えが深化するからです。
個人の形式値にすることの利点に、もう一つあります。こうすることによって他者に伝え易くなります。つまり個人の形式値から組織の形式値へとかわります。伝える内容を視覚化しておくことで相手により正確に伝達し易くなるのです。