早嶋です。
随分昔のブログにも同じことを書きました。小銭とお札の関係です。
例えば、給料前は、消費者が小銭を交えて支払う割合が増えます。そして、休業日の後は紙幣での支払いが増えます。パン屋さんのコンサルティング、スーパーのコンサルティングをしていて、前のような傾向が如実に出ていました。従って、つり銭の準備が給料の前後によって異なるのです。これは消費者の財布の懐度合いのバロメーターにもなります。小銭できっちりと支払いをする場合は、必要なものだけを買う傾向が強いです。従って客単価は下がります。しかし、紙幣で支払いをする場合は、レジ横周りのついで買いを含めて、クロスセリングを行う可能性が高くなります。従って、客単価が伸びるのです。
近年の傾向です。スーパー、コンビニ、クリニック。コンサルをさせて頂いているクライアントのレジに変化が出ています。しかも長期的にです。911のテロ以降から徐々に、小銭の枚数がレジに増えているのです。つまり、恒常的に給料日前の財布の状態が続いているのです。あくまで仮説ですが、あきらかに地方の平均的な可処分所得の金額がぐっと減少していることを感じます。