早嶋です。
今朝の紙面で、トヨタ33%減、本田23%減、5月の販売高首位はBMWなる見出しがありました。減少の理由は震災による部品調達だとしていますが、BMWの売れ行きは興味が有りますね。結局、あるところにはあって、ないところにはずっとない。この世の中が定着しつつあると思います。
富裕層というか、通常より結構豊かな暮らしをする層と金銭に負われる生活をする層。もちろん金銭的な話のみしか数字はわかりませんので、心の豊かさは別でしょう。単純に経済指標だけをみると真ん中が減って下が増えて、でも上も結構いる、という世の中になっています。
日本の先行指標としてみることができる米国でも同様の動きが顕著です。今年2月から4月の小売業の決算を見てみると、宝飾や高級百貨店が前年と比較して2桁の増益を軒並みたたき出しています。背景は、株高による資産効果が考えられますが、ウォルマートやターゲットなどのディスカウンターは苦戦しています。
米国でも高級商品は売れ、低、中所得者向けの商材は苦戦しています。ここはガソリン高や食料品高が家庭を直撃して、さらに安価な激安店に顧客が流れこんでいるという仮説が考えられます。
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