六法全書や会計や税務などの決まりを書いた本、いわゆるバイブル。このような法律や法規は毎年なにかしらの変更があるため、毎年改版されていました。どのくらいの割合が改変されるのかと言えば、おそらく全体の1%程度でしょう。
しかし、ルールに基づいて仕事をする士業にとっては、その1%の変更でも買わざるを得ません。毎年改定される法律関係の出版物は、リピート購入が極めて高いと推察できます。
もし、この業界に電子書籍が新入するとどうなるでしょう?一度購入した書籍は、通常の書籍の50%とか30%で新しい部分だけ差し替えられますよ!あるいは、バージョンアップが可能ですよ!というビジネスモデルにするのです。これまで紙で行っていたので差し替え!という概念は無かったでしょうが、電子書籍であれば可能です。
もちろん、昔から紙が大好きな業界ですので、新しいテクノロジーが受け入れられるのか?という心理的な参入障壁の高さがありますが、いずれは紙で出版して言る業界が淘汰される可能性もありますね。
早嶋聡史