福岡県の南部で久留米市の東南に位置する八女福島。
ここ一帯は伝統的建造物群保存地区として江戸時代の初めに形成された城下町、久留米藩内では最大級の商家町として発展した地域です。今での当時の町人が生活を送っているかのようにそのままの時間が流れています。
タイムスリップしたかのような町並みは、仏壇や提灯や弓矢などの伝統的な工房や、八女茶に代表する地域に根差した昔ながらの商店が並んでいます。
今週は、「八女 福島白壁ギャラリー」というイベントが行われていて、普段覗くことが出来ない町屋の裏側を垣間見る事ができます。
今日は、本イベントの企画室長の許斐さんの所にお邪魔させて頂き、イベントの見学を行いました。許斐さんが経営されているこのみ園さん(八女茶の名前を初めに付けて由緒あるお茶屋さん)も町屋の一つ。18席前半に許斐家が創業した矢部屋を母体とした八女最古のお茶専門問屋とあり、建物や中に置いてあるモノが歴史そのものです。イベント期間中は、町屋の中も公開され、普段絶対に見る事が出来ないお茶に関わる歴史的な品々を身近な距離で見学することができます。
許斐さん、本日はありがとうございました。
早嶋聡史