メガネを作りました。フレームを選んで、普段かけているレンズを機械に通すと瞬時にレンズの度数が計測でき、その場で30分とかからずに完成。普段のメガネと度数が変わらないので違和感なくその場で付けて帰りました。
因みに普段つけているメガネは5万~6万円はしたと思います。今回のメガネは薄いレンズをオプションで選んだにも関わらず1万5000円程度。激安です。しかし、見た目や使い勝手は全く変わりません。
アパレル業界から参入してきた低価格メガネチェーンZoff。2001年に下北沢店に1号店をオープンしてから世間のメガネの価格が一変したと思います。Zoffは全国に約90店舗近くあり、一式5000円、7000円、9000円の3プライス。これまではレンズとフレームが別々でフレームもレンズも驚異的に高かったと記憶しています。Zoffはメガネ界の常識を打ち破り、分かりやすく安価な価格設定でみるみるうちに成長しました。まさにメガネ版ユニクロです。
Zoffのビジネスモデルはユニクロと同様でSPA方式です。つまり企画、生産、販売を一貫して行っています。レンズは韓国製、フレームは自社デザイン、その後、中国の向上で大量に発注する事で大幅なコストダウンを実現したのです。Zoffは従来のメガネ店のビジネスモデルである少量販売ながらも高い粗利益を確保するモデルに終止符を打ち、商品1点あたりの利益は少なくても回転率を上げることで従来店舗以上の利益を稼ぐシステムを構築しました。
メガネは1つだけ!からファッションのように洋服や気分に合わせて複数持つ!こんな感覚でメガネを買う人たちが増えたのもZoffをはじめとする固定プライスのメガネ屋さんが増えたからでしょう。
早嶋聡史