ケルン大聖堂の内側の様子と後半は、螺旋階段をひたすら登り、てっぺんまでの様子を載せています!塔の頂からの眺めは圧巻です!
早嶋聡史
ケルン大聖堂の内側の様子と後半は、螺旋階段をひたすら登り、てっぺんまでの様子を載せています!塔の頂からの眺めは圧巻です!
早嶋聡史
なぜか買いたくなります。
売られている商品は確かに物珍しいものもありますが、何故か購買意欲が湧いてきます。クリスマスマーケットの露店でもスーパーの食品売り場でも。
日本のそれと何が違うのか?ひとつはコンタクトポイントが徹底して統一されている事があると思います。例えば、クリスマスマーケットで食べ物を売っている露店、それぞれが統一した見た目を提供しています。ディスプレイはもちろん、スタッフの制服に至るまで。見事にコンタクトポイントが統一されています。きっと、この統一感もお客さんの購買意欲の刺激に一役買っているのでしょう。
スーパーのディスプレイもとてもかわいらしく統一感があります。安売りの値札が赤々と表示されているわけでもなく、それぞれの食材を品よくまとめています。お魚なんか、皆同じ方向を向いていて、とってもユニークです。
食材の種類をカテゴリー分けすると同時に、同じ色合いの商品も意図的に揃えて展示しているのでしょう。パシリととるだけで、綺麗な写真が出来上がるほど、見た目にも訴えかけるプレゼンテーションです。
常に合理的なイメージを持つドイツ。レジでは店員さんがイスに座って、お客さんは長蛇の列。うーん、ずーっと働いているから座って仕事をした方が負担が少ないよね。こんな違いも楽しいですね。
早嶋聡史
ケルン中央駅に降り立つと目の前に荘厳な大聖堂がお目見えします。その大きさは想像以上。ケルンはローマ時代からの古い歴史を誇る文化都市で街中に文化遺産があふれていますが、この大聖堂は別格です。
聖堂の高さは157m、奥行きが144m、幅が86mと迫力満点。パンフレットの説明では1248年に着工が始まり1880年に完成とあります。実に気の長い年月をかけて建てられているのです。ゴシック様式のカトリック教会の内部は、2本の塔の真下にある入り口から入る事が出来て、中の装飾の美しさにも息をのみます。左右には色とりどりのモザイク模様とステンドグラスが所狭しと散りばめられています。
塔の上まで登る事ができると言う事で、一度、大聖堂を出て南塔への階段入口にいきました。2.5ユーロを払って意気込んだものの、永遠と続く螺旋階段に膝が笑い始めます。地震が起きたら諸々と崩れ落ちるのだろうなーと、つまらない事を考えながら一気に塔の頂上を目指します。
世界中から来る観光客が数百年にわたって塔の頂上を目指したのでしょう。石でできている螺旋階段がまんべんなくすり減っているのが分かります。
早嶋聡史
クリスマスマーケットの動画です。
明るい方は、ボンのクリスマスマーケット。暗い方は、ケルンのクリスマスマーケットの雰囲気です。土地によって、露店で売られている商品が若干違っています。しかし、賑やかで楽しい!
早嶋聡史
ドイツはクリスマスの本場なのですね。ドイツの人々にとってクリスマスは1年を締めくくる大切な行事です。毎年、クリスマスの約4週間前から、規模の大小はありますが、ドイツ全国の都市でクリスマスマーケットが開催されます。
各地の中心地の広場に彩り鮮やかな露店が軒を連ね、クリスマスに関連する様々な商品が販売されます。ツリーのオーナメントやくるみ割り人形などのおもちゃ、レーブクーヘという名のクッキーやローストアーモンドやリンゴ飴、伝統的なドイツ料理など、クリスマスマーケットにいるだけでたっぷりお腹と心を満たす事が出来ます。
クリスマスマーケット、観光客も大勢来ている事でしょうが、地元の方々が一番楽しみにしているようですね。中にはスケートリンクがあったりして、家族でクリスマスの行事を心から楽しんでいる事が分かります。
人を呼ぶのにお金をかけている世の中、このような素朴な行事こそが人の心をウキウキ飽きさせることなく足を運ばせる要因なのでしょうね。売られている商品はどれも工夫されていて、その土地土地のオリジナリティを感じさせます。そして、売っている商品の値段は決して高くありません。家族みんなで楽しめるのもポイントでしょうか。
ツリーの飾りやオーナメントは少し値段が高かったですが、お話を聴いていると、毎年少しずつ買い足していき、徐々に完成させていくのが、ドイツ流の楽しみだそうです。時間をかけて毎年楽しみながら少しずつ。永遠に続くイベントのキーワードかもしれません。
早嶋聡史
ドイツは鉄道網が発達していて、移動はとても楽ちん!確かに本当であるが、ある程度の慣れが必要です。
まずは切符の購入。切符は乗車前に目的地分を購入します。購入する機械はドイツ語意外に様々な言語に対応していますが、英語メニューに切り替えるのも初めの内はひと苦労。駅には改札が無いので、電車に乗ってから購入しよう!などと思うと、中で追加料金を取られたり、場合によっては無銭乗車とみなされて高額の罰金を支払うはめになるので、事前購入が必要です。
時間に対する正確性ですが、日本の電車に乗りなれていたら大変です。イングランドでもそうでしたが、頻繁に遅れています。また、予定のプラットフォームもコロコロ変わる割にはアナウンスが少ないので、結構注意が必要です。電車の遅れの特徴として、全体が一気に送れるのではなく、ポツポツと電車によって遅れています。しかも、正確に出発した電車でも、徐々に遅れて目的に地に着く時間が遅れる事も多々あります。つまり、時間に対しては自己責任で余裕をもった移動が必要なのです。
日本で生活をしていると、「電車の時間が遅れたので」、などといった理由が通りそうですが、ドイツでは「それでどうしたの?(あなたが悪いでしょ?)」と切り返されるでしょう。仮に、駅員さんに「どうしてくれるの?間に合わないじゃない!」と言ったところで話にならないと思います。つまり、Complain、不平や不満を言ったところで何ともならないです。但し、代替案を自分で考えて提案すると通るようです。つまり、Claim、要求は通るのです。大陸では、自己責任が基本なのでしょう。何か起きた時でも、その代替案を要求として提案する事で、相手は聞き入れてくれる可能性があるのです。日本人は交渉下手と言いますが、文化的な背景がある事は否めないと思います。
早嶋聡史
ボンに到着。ここの駅も案の定、改札がありません。聴いてみると、キリスト教の性善説の教えに基づくとか。ドイツの労働賃金は高いので、そうそう人を雇うよりも、改札をおかないで人件費を浮かしているのでは?というのが本当のところではないでしょうか。無銭乗車する金額のロスよりも、人を雇うコストの方が高い!と判断したという仮説です。
ボンは、ライン川の岸辺に開けたのどかな個人まりとした大学街です。ただここは、第二次世界大戦後から1999年までドイツ連邦共和国の首都として発展を遂げています。繁華街は、ボン中央駅から徒歩3分過ぎたところ、ポスト通りを進んだミュンスター広場を左に曲がった郵便局があるあたり。近くにはミュンスター寺院があります。こちらは11世紀頃からライン川にそびえたっていたそうです。ロマネスク様式の教会が街に溶け込んでいます。
ボンでは、クリスマスマーケットを少し見学した後、ボン大学に行って用事を済ませてきました。
ところでボンという街、聞き覚えが無くとも、かのベートーベンの街。がこの街で彼は生まれ、ウィン―ンで活動の場を移すまでの22年間を過ごしたそうです。どおりで街中にベートーベンの面影を示すサインや像が多い事。ベートーベンが生まれた家は、彼が使用した楽器や直筆の楽器や補聴器、家具などが展示されて、ボンの観光スポットにもなっています。
早嶋聡史
フランクフルトから電車でボンまで移動。
ドイツの電車は、切符を買ったら改札も無ければ、駅員さんが調べにもきません。無銭乗車をしても恐らく見つかる事は少ないと思います。しかし、たまに係の人が見回りに来て、その時チケットを持っていなかったらかなり高額の金額をペナルティとして請求されると聞きました。日常的な管理コストを固定的にもつよりも、無銭乗車で損なう金額の方が少ないのでしょうね。実に合理的な国です。なんでもかんでもガチガチに管理する日本とは対象的な印象を持ちました。
フランクフルトからマインツまで、街中を走りますが、マインツを超えたあたりからボンまでは、ずーっとライン川沿いに電車が進みます。ライン川はドイツの父なる川と言われ、源流は遠くスイスの山中だそうです。フランスとドイツの国境を流れ、オランダのロッテルダムで北海へ流れます。全長は1320km。これぞ、まさに国際河川。なかでもドイツは約700km近くを流れ、途中、点在する葡萄畑と古城が作り出す美しい風景の一部として溶け込んでいます。
途中、ハイネの詩にズィルヒャーが曲をつけたローレライの歌が生まれたローレライの岸壁を右手に見る事が出来ました。ローレライは妖精の岩という意味を持ち、言い伝えでは、ここを旅して来た船人が美しい黄金色の髪の乙女に魅せられて舵を取り損ね、命を落とすとか。確かに急激な弧を描くような流れがローレライの岸壁に沿って有りました。結構な船が行き来していますが、舵取りが難しいだろうなぁと思いました。ただ、ローレライの岸壁と言われても、「へっ?」て感じで、なんてことないタダの岩って感じです。
ローレライ以外にもライン川の対岸両岸には雄大な葡萄畑や古城が点在して、ずーっと眺めていても飽きる事はありませんでした。
早嶋聡史
フランクフルト。日本からの直行便が到着する都市、ドイツ経済の中心都市として、ドイツの銀行ビルが軒を並べて建っている街。街のほとんどは戦争によって焼かれてしまったので、古い建物は殆ど無く、近代的な建物が多い。
ガイドブックには上記のように紹介されているが、街の印象は決して良くは無い。季節要因を除いても人々の顔に覇気が感じられない。3月に行ったグラスゴーやマンチェスターと同じで、街の明るさが感じられない。少しばかり治安も悪そうだ。
地下鉄の壁や列車の壁には、所狭しと落書きが残る。場所によっては独特の臭いがあり、とてもきれいな街とは言えない。ドイツの玄関街である事は確かだが、少し経済が低迷しているのであろうか?
しかしながら金融街の周辺は勝手が違うようだ。ブティックが並び、高級車と高級品がところせましと並んでいる。レストランの客単価も70ユーロと高く、ドイツの中でもかなりのにぎわいようだ。
早嶋聡史