明日のりそな銀行さんの仕事で大阪に来ています。
先日、能古島にあるレストランで「ノンアルコール・ワイン」なるドリンクを見つけました。ノンアルコール・ビールは最早市場に浸透してかなりポピュラーになりましたが、ワインは初めてです。
店員さんにどのような飲み物かと聞くと、「甘くないブドウジュースです。」と。
素晴らしいネーミングでしたね。おまわず注文しましたよ。
明日のりそな銀行さんの仕事で大阪に来ています。
先日、能古島にあるレストランで「ノンアルコール・ワイン」なるドリンクを見つけました。ノンアルコール・ビールは最早市場に浸透してかなりポピュラーになりましたが、ワインは初めてです。
店員さんにどのような飲み物かと聞くと、「甘くないブドウジュースです。」と。
素晴らしいネーミングでしたね。おまわず注文しましたよ。
去年から人気が出始めたカレー鍋。今年も引き続き注目され、今後の定番の鍋メニューになるようです。鍋と言ったら福岡では水たきやモツ鍋ですが、今年はトマト鍋がダークホースかもしれません。
カレー鍋の出現によって、いわゆる超定番の鍋メニューに多様化の動きが出始めて、カレーに飽きた消費者や、カレー鍋以外を求めている食品業界のバイヤーが目を付けているのがトマト鍋。ぐるなびが調査したデータによると、トマト鍋に興味を持つ飲食店は約4割。まだまだメジャーになっていないメニューにも関わらず、飲食業界では早くも注目を集めている事がわかります。
また消費者もトマト鍋に興味を持ち始めているようです。同調査で、トマト鍋の検索キーワードが徐々に上位を占めているのです。飲食店側のトマト鍋の興味の理由は、鍋のバリエーションを増やしたい事。更に、ヘルシーなイメージがあり、女性との関連も考えているようです。
飲食店を離れて家庭用のレトルトスープでトマト鍋のヒットも出ています。カゴメのトマト鍋です。これまで、カゴメでは、ブイヤベースのトマト風味の鍋のスープを販売していました。しかし、こちらの料理を完成させるには、具材に一人300円から400円かかります。これだと4人家族のお家にはとっても高級な料理になってしまうため、販売不振という結果でした。
そこでカゴメのマーケターは考えたのでしょう。世の中のカレー鍋ブームに乗って、トマト鍋をと。多くの企業が同じカレー味で勝負をしていた頃、自社の強みを活かしてトマト土壌に持ち込みます。そして、昨今の景気の冷え込みを考えて料理のおかずに悩む子持ちの主婦をターゲットにしたのです。コンセプトはケチャップとソーセージ。子供が喜ぶメニューで、お手軽で、安価。
家庭回帰が進む昨今、こちらのトマト鍋が徐々に売れ始め、現在では売り切れが出るほどの反響です。最近は、「トマトのベーアー君」を登場させてカゴメ得意の集中的なテレビコマーシャルを使って、一気にトマト鍋のマス広告を初めています。お財布の中も気温も急激に冷え切った年末に向けて、ほくほくのトマト鍋が家庭に登場する機会が増えそうです。
因みに、このトマト鍋。最後のしめにご飯と卵を入れたらオムライスに、パスタを入れたらナポリタンに、とその変化ぶりには主婦も子供も大喜びでしょう。
早嶋聡史
2日間、NECさんの研修施設がある田町に来ています。
こちらのお昼の事情、極めて激しい戦いです。おかげで選択肢が非常に多く楽しめます。弁当の価格帯が380円~600円。定食の価格帯が650円~900円。勿論、これらを超える価格も存在しますが、多くの価格がこちらの範囲にはまっています。
弁当を見て見ると和食や揚げ物を中心とした弁当は、380円~400円が中心で、本格インド料理が500円~600円。ステーキ弁当や少し豪華な内容も600円前後。弁当の中身によっては福岡の価格帯よりもお手軽なモノもあります。他に、弁当は仕出し屋さんが出していたり、弁当の専門店ではなく、夜に居酒屋や小料理を出しているお店がお昼は弁当で勝負しているお店が多いです。
定食では、そば、中華、揚げ物が多いです。本格的なインド料理やエスニック料理、それからオシャレなイタリアンやフレンチが多いところをみると流石に東京を感じます。蕎麦屋さんの定食は、そばに丼ものか、おかずとご飯をつけて700円~900円でどこも勝負しています。そば単品で出すよりも客単価が取れるのでしょうね。
中華屋さんは、700円前後のプライシングにどこも落ち着いていました。一本大通りを外れた路地に沢山の中華屋さんがお昼のランチ競争を戦っています。
一方、オシャレなイタリアンやフレンチは、セットメニューの単価が高く、1000円前後からの価格帯で勝負しているお店が目立ちました。お昼のランチにもコストリーダーシップか差別化かのポジションで明確に分かれているのが分かりました。
因みに、本日は勝つとじと蕎麦のセットで900円でした。
本日、明日と2日間、NECの田町研修センターにてグローバルビジネス研修のファシリテーションを行っています。対象の方々は、今後グローバルに活躍される方々で、主にビジネスの考え方を提供しています。
2日間で提供させて頂く内容は、ビジネス・オーバービュー、戦略&マーケティング、組織&リーダーシップ、ファイナンスです。初日はビジネス・オーバービューと戦略&マーケティングまでを一気に見ていきました。明日は、組織&リーダーシップとファイナンスです。
明日も一日、よろしくお願いします!
早嶋聡史
「この新しい時代に、隠れていることは無理です。信頼性が鍵であり、もし信頼性に欠ける兆しが少しでもあれば、その情報はあっという間に顧客の間に広がります。・・・だからこそ、サービス構想がものすごく重要です。」
この発言は、昨今の新しいテクノロジーを用いたプロモーション手法やコンセプトの立案で有名なアナ・キーラ氏です。顧客は企業をサービスそのものと理解しており、その事を企業が理解する事が重要です。顧客が購入する商品は製品やサービスそのものではなく、それによって味わう体験なのです。
もし、その体験が期待外れだとしたら、それを提供した企業は大きな代償を払う事になります。これは情報化が急速に進んでいる現在の宿命かも知れません。
普段は、マーケティング・コンサルタントという立場でいくつかの企業に関与させて頂き、経営者の意思決定のお手伝いをさせて頂きています。一方で、自分自身の会社の意思決定をする場合が多々あります。経営者としてはまだまだ未熟です。しかし常に、100点満点の理想の姿を目指しながらも永遠に完成形を追いかける自分がいると思います。
そのような中、企業研修をさせて頂いている時、他の経営者とお話をさせて頂いている時、自分が勝手にメンターと決めているボンド大学の同窓生とお話をさせて頂いている時、パートナーの長田と話をしている時、その都度教え導いて頂いていると思います。自分の考えを共有し、ぶつかっている課題を共有する事で、何やら整理して頂いている気がします。
世の中、先生とか生徒とかの関係がありますが、経営においては、その関係がしょっちゅう逆転するものかもしれません。様々な視点で物事を捉え、顧客だったらどう考えるだろうか?どのような意思決定が妥当か?できないと思っている事は、別のアプローチで実行する事が実はできるのではないか?独りで考えている事を他に共有することによって、客観的な何かが目に見えるのかも知れません。
本や論文、新聞やWeb媒体からも学ぶ事が多々あります。毎日が貪欲に知識を吸収している、実は当たり前で、このような事を行わなくなったら、あるいは、その行動に楽しさを覚えなくなったら危機かもしれません。
松下幸之助さんの著作には随所に素直という表現が出てきます。この素直さは、貪欲に人の話を聴く事かもしれません。実際、松下さんはとにかく人の話を良く聴く方だったそうです。衆知を集める。自分の周辺の現場を知る社員たちが一番の知恵を持っている。そして、一番会社の事を大切に思っている。その人たちの知恵を集めると怖いものは無い。それが良い経営の方法なのだ。松下さんは、そのように教えています。
早嶋聡史
人に何かを伝えるとき、コンプリートメッセージが便利です。つまり、「Wnat(結論)」「Why(その理由)」「How(具体的な処置)」を必ず抑えるのです。
本日、予約していた大阪からの便が飛べなくなった、という旨の電話がJALからありました。その時は電車に乗って本町から伊丹空港に移動中で、もうすぐ伊丹空港というところまで来たとこでした。電車の中だったので、かわりの便や次の便も飛ばない事を確認し、急いで新大阪に戻りました。それから電車の中だったので、電話はすぐに切りました。また、再び連絡頂けるとの事でした。
新大阪駅に着き、福岡までの新幹線のチケットを購入した後、再びJALから電話がありました。内容は、航空券運賃の払い戻しの件でした。オペレーターが急いでいたので、もっと重要な内容なのかな?と思っていました。正直、払い戻しのお話は、その場でしなくてもいいかなーと感じました。
それよりも関心が強い内容は、そもそも何故、飛行機が飛ばなくなったのか?という理由です。電車で新大阪に移動中に少し気になりました。天候不良か、まさかテロか?などなどです。しばしば新大阪の移動中、あれやこれやと考えて、携帯でニュースを検索していました。
しかし、電話オペレーターは開口一番払い戻しのお話。例えばこの時コンプリートメッセ―ジでコンパクトに伝えてもらえれば、済む話です。例えば、以下の要点で問題無いと思います。
What:予約している便の福岡行きの飛行機が飛ばなくなった。また、代替の飛行機も本日は全てNG。
Why:使用機材が天候理由で準備できなくなったから。
How:福岡までの移動を新幹線などの代替手段で行って欲しい。その場合の航空運賃との差額はJALが負担する。
言葉遣いが丁寧であっても、コミュニケーションにおいて、伝える要点がずれていたり、抜けていたりすると不安になったり、意味が理解できなかったり、するものです。
天候不良で機材が用意できない。度々飛行機を利用していればそんな事もあるかなーと思いつつも、予定がくるってしまい、新幹線の中で考えていました。
早嶋聡史
木曜日、金曜日とNTTさんにて1-Day-MBAの公開講座でした。今回は、1日目が戦略、2日目がマーケティング。公開講座という事もあり、様々な企業の方が参加され1日でMBAのエッセンスを習得されて行きました。参加者の方々、お疲れさまでした。
終了後、飛行機で大阪に。いつもより警察官の数が多い!そうか、本日、オバマさんが来日されるですよね。
コーチングをするとき “初めに目標ありき”と言います、そこで起きる勘違いは“目標なら何でもいい”と思うことです。ここで言う目標,つまり短期の目標は,更に大きな“何かにつながることを確実にする通過目標”であることが重要です。
会社の経営を考えてください、中・長期(3年~5年)の目標があって,その過程に単年度(1年)の目標があり,その下に四半期目標,毎月の目標、毎週の目標がありますね。週の目標達成が毎月の目標達成,そして四半期,一年,中期,長期の目標達成につながります。
子供のころに,よく三日坊主と言われました,根気のない子供でした。歳を経てからもあまり変わりありません,の目標を立てて始めても,なぜか途中で尻切れトンボになるのです。会社の中にも多いのではありませんか,沢山のケースを観てきたように思います。
その理由は“その先にある更に大きな目標”がない、或いは“意味を感じていない”からと思います。目の前の目標を達成することがどんな意味があるのか,それが大切です。それを感じさせてくれるのがビジョンの存在なのです。
高校時代に“国際線のパイロットになる”というビジョンを持っていた友人がいました,彼には二つの目標,“大学で航空力学を勉強する”ことと,“視力を回復させる”がありました。その時の彼の視力は0.6,パイロットになるための必要条件は裸眼で1.0でした。
もちろん彼は現在も国際線のパイロットとして活躍しています。彼が他の楽しみを捨てて全ての時間を受験勉強と視力の回復に費やすことができたのは,“国際線のパイロットになるという明確なビジョンがあったからです,それが彼の二つの目標を達成する意味でした。
目標の前にビジョンがあること,それが目標を達成することに意味を与え,それ味が日々の行動を意味あるものにするのです。目標を立てる時には“それがどこにつながるのか”を問い直してみてください。
長田
朝からボード会議。
企業は何も努力をしなければ、たちまち沈んでいくと思います。努力しないで、新しい取り組みを考えず、行動に移さないで、危機意識を持たなければ何時でも傾く。毎回、そのように考えて経営しています。しかし決して不安な気持ちは感じません。なんだか、心地よい感じです。むしろ楽しんでいるかのようです。
会社経営を行う前は、企業は危機感が無くてのほほんとして、何事もなく安定している事が良い事だと思っていました。しかし経営者からするとこの感覚は勘違いです。危機意識が無い限り周りで起きている事象や世の中の変化が見えてきません。危機意識が欠如したら会社は継続しないし、成長しないと思います。
ただ危機意識を持つという事は不安な気持ちになる事ではないと思います。冒頭に書いたように楽しんでいる感覚があるからです。きっと不安は、先の事が分からない姿を指すと思います。そこでボード会議では特に独りで考えていて詰まった事や考えが及ばない事をボードメンバで共有しながら見えない姿を見えるようにします。ボードメンバで話題を共有する過程で頭の中が整理され、更に他の脳みそで課題がミックスされて、もまれて、別の形になって見えてきます。
つまり、見えなかった姿が見えるようになります。これを互いに繰り返す作業が毎回新鮮で経営はチームで行うものだと言う、アントレプレナーの基本的なセオリーが脳裏に浮かびます。見えなかったモノを見えるようにする。つまり、物事を客観視する事で、後は、その内容をどのように解決するのか?という行動にフォーカスする事が出来るようになります。
悩むのではなく考えるのです。不安のままでは先が見えないので悩みます。悩むと言う事は頭の中でぐるぐる物事を考えるだけで行動に移す選択肢を選びません。考える事は、解決するための内手を洗いだします。そして、現在の状況や、起こりうる将来の状況を加味しながら、行動の選択を行います。
今朝も頭がすっきり整理され、なすべき事にフォーカスする事ができるようになりました。
早嶋聡史