2009年9月22日午前5時30分スタート、翌日午前1時33分42秒ゴール。
20時間33分42秒をかけて無事に100kmのトレイルを完走。信越五岳トレイルランニングレース2009、実に過酷なレースでしたが実に良い経験でした。今回は体力よりも気力を鍛えたイベントでした。
本レースは、トレイルランナーの石川弘樹氏が3年の年月を費やしてプロデュースした信越五岳を結ぶ壮大なコース。コースの95%以上はトレイル、つまり舗装されていない道やシングルトラックやダブルトラックと言われる自然に出来た山道。
新潟県と長野県の県境の大自然に恵まれた広大なエリア、それが信越高原。そこに点在する5つの山々は信越五岳と称され、古くからその麓に生きる人々の暮らしと深く関わり合い、聖なる崇拝を集めていました。信越五岳は、妙高高原、笹ヶ峰高原、黒姫高原、戸隠高原、飯綱高原といった高原地帯が広がり、その中央付近に野尻湖が位置します。
スタート地点は斑尾高原のスキー場、標高およそ900m。斑尾山の周囲を右回りに18kmくらい進み、そこから一気に1382mの山頂を目指します。左手に野尻湖の雄大な景色を眺めながら再び標高900m地点のスタート地点に近い場所まで戻ってきますが、まだ23km地点。
今度は緩やかに1135mの袴岳まで登り、妙高高原を横断し緩やかな林道を標高800m地点まで下ります、40km地点。ここから関川を右手に黒姫山のふもとまで10kmくらいかけて標高差300m程度登ります。さらに10数kmかけて標高差300m程度登ります。ここで第一関門である黒姫高原に到着です。スタートしてから52km。
黒姫山の山麓を左手に見ながら、笹ヶ峰高原に向けて走ります。途中、コスモス畑を抜けたりしながら乙見湖にある第二関門を目指します。ここはスタートしてから66.6km、標高はおよそ1300m程度。
第二関門を通過すると黒姫山と戸隠山の間の谷に沿って15kmくらいの距離で標高差300mを登り再び下ります。戸隠高原にある神秘的な戸隠神社奥社の参道を駆け抜け鏡池を通り過ぎ飯綱山の登山口で第三関門、91.6km地点。
そして最後の10kmは驚くべきコース。4kmの距離で高低差600mを一気に登り5kmで高低差700mを下ります。真っ暗な山道でかつ体力も気力も無い中、ただひたすら完走する事のみを考えて動き続けました。
そしてゴール、飯綱高原スキー場。全100kmの工程はレースというよりも修行といった感覚でした。
今回のトレイルランは、日本にトレイルランを普及しよう!というイベントで100kmの本格的なトレイルランのレースは日本で初めての開催でした。参加530名程度の中でゴールをした選手は私を含めて400名程度。完走率7割ちょっと。良く頑張りました。
早嶋 聡史(はやしま さとし)
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