ある事象や物事に対して労力やお金を費やした後、たとえそれがうまくいかないと分かっていても、止める事が出来ない場合が多いです。
一つの事を継続して行っているうちに執着心が湧き、他の選択肢を選ぶことが難しくなるからです。一つの事に集中する力をコミットメントとするならば、これまで行ってきた成果や投資額に対しても損失を回避する力が働きます。
政権が代わり、これまで進められてきた計画にもストップがかけられています。これは、これまでと全く違う力が働いている証拠で、上記のコミットメントと損失回避を避ける不合理な力学が働かない絶好の環境かもしれません。
継続的に行っている活動において、コミットメントレベルが深くかつ、損失を回避しようとする力学が働けば働くほど非常に不合理な意思決定を行います。悪い方向に行くことが分かっていても自分たちで軌道修正を行えないばかりか、極端な楽観主義に陥ることもあります。
長く続いてきた力が新しい力になる。中身はともかく、大きな始まりが来たと感じます。
早嶋 聡史(はやしま さとし)
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