昨日と今日の2日間は東芝研修センターで階層教育のファシリテーターを行っていました。参加者の方々、お疲れ様です。
東芝の前社長の西田さんは、西田語録という言葉が残るほど、多くの名言を残されています。その中でも早嶋が好きなのが危機感と危機意識を区別する事です。
危機感とは、感情であり、実際に危機に陥ればどのような人でも抱きます。リーマンショック後、世の中の経済が低迷していくと、誰もが危機的な感情を抱いた事でしょう。まさにこれが危機感です。
しかし、いざ危機を乗り越えると、いつしかその感情は消えてしまいます。そして、実際に危機的な状況で考えていた内容は実行される事もなく忘れ去られる。再び、危機が来たときに全くゼロから考え始め、同じ事を繰り返す・・・。
一方、危機意識とは人が意図的に意識します。従って、決して危機的な状況ではない状況、むしろ絶好調のときであっても意識を持つ事ができます。そのため現状に甘んじることなく常に高い目標の達成と改善を繰り返す事ができます。
外部的な要因で抱く一時の感情と、内部的な要因で常に意識する事。この違いはとても大きいですよね。
早嶋 聡史(はやしま さとし)
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