ブランドって何でしょうか?
もともと他人の牛と自分の牛の見分けを容易にするために、牛のわき腹に焼印をつけたのがブランドの始まりと言われます。近代では、P&Gの創業者のハリー・プロクターが石鹸を小さく成形して包装しIvolyという商標をつけて売り出したのがブランディングの始まりともいわれます。
AMA(アメリカ・マーケティング協会)では「ある売り手の財やサービスを、他の売り手のそれとは異なるものとして識別するための名前、用語、デザイン、シンボルおよびその他の特徴」をブランドとしています。更に、ブランドにingをつけてブランディング。ブランドを構築してメンテナンスして一層強くしていくための一連の活動を差します。
ブランドは消費財のみならず、ビジネス財も含めたすべての製品やサービス、そして企業そのものもブランドの対象になります。
ブランドを構築する活動の中で最も重要な要素は顧客との結びつきでしょう。B2Cであれば一般消費者、B2Bであれば法人顧客です。ブランドは会社が保有する無形資産ですが、ブランドを構築する過程において顧客との関わり合いが重要になります。それは顧客の期待や連想などがブランドを強めていくからです。
企業がブランドを構築する場合、企業が顧客からどのように思われたいのか?ブランドを通じてどのような価値を提供したいのか?などを明らかにする必要があります。ですから企業の戦略やビジョンを背景に、顧客との関わりのなかで社員と顧客が一緒に作っていくイメージです。
早嶋 聡史(はやしま さとし)
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