早嶋です。
祝日ですが、昼はランチをしながらボード会議。夜は、ビザインの作戦会議でした。
さて、最近気になっている商品があります。小型プロジェクターです。プロジェクターが世の中に出始めて、会議やプレゼンや研修で当たり前になる中、もっと小さいサイズのプロジェクターがあって手軽に使えたらなーと思っていました。そう、それが商品化されているのです。
商品化している主なメーカーは2社。住友スリーエムと台湾のオプトマ。どちらの機種も手の平サイズ(携帯より一回り大きい程度)を実現しており、直接PCに接続して画像を壁などに投影できます。
オプトマの製品は、去年の11月頃よりアップルストアのオンラインで先行予約をしていますが、年間1万台程度の販売予測に対して、去年の2か月だけで4000台を販売。この傾向は、住友スリーエムも同様のようで「思ったより売れている」ようです。これに対して東芝などの大手電機メーカーも開発に関心を示しています。
初めて商品化される商品のスペックは、決まって「まぁ、使えるかな?」というレベルに対して少々割高。実際、2機種は5万円前後の価格帯。しかし、技術的な関心や新しいいことに興味を示す人は必ず存在します。そして、この人たちによって新商品が世の中に普及するかどうかを見極める初めの一歩につながります。普及理論でいうイノベーターです。彼らの存在によって、商品は洗練され、価格も1/5くらいまでに落ちていくでしょう。
もし、そのような流れになれば、イノベーターの次の立役者、アーリーアダプターの登場です。キャズム理論に即して考えれば、小型プロジェクターの勝負どころは、アーリーマジョリティーに受け入れられるかどうかです。
ちなみに、今後は小型プロジェクターとしてのジャンルを確立するというより、現在のデジタルカメラ同様、ケータイやパソコンの内臓部品として、この技術は日の目を見るのではないか?と考えています。