早嶋です。
温暖化の原因はCO2が原因ということで近年、省エネの取り組みが行われています。しかし、CO2が原因だよ!という根拠は乏しい!という見解もあります。例えば、産業革命以前と現在の大気中のCO2の量の変化は100PPM。100PPMは1万分の1の増加に過ぎないので、その変化で気温が上昇するとは言い切れないと。
過去、5年間に発表された温暖化に関しての学術的な論文でも、CO2の増加が原因で地球の温暖化が進んでいると主張する人はマイノリティーに属するようです。ちなみに、原因の一つとして主張が多いのは水蒸気。ただ、水蒸気の発生をコントロールするのは不可能に近いのでこれを削減しようという主張は少ないのでしょう。
では、CO2削減のムーブメントは何が起こしているのでしょう?例えばゴア氏。彼は地球環境の保護や温暖化防止に投資をしよう!とロックフェラーやモルガン、ハリマンの子孫などと世界のお金を動かしている?と言われる一派が積極的に温暖化防止に取り組んでいます。
この背景は、反石油という事はいえないでしょうか?そして、原子力産業の支持を進めているというのは飛躍でしょうか。石油をはじめとする化石燃料の多くは炭素を大気中の酸素と反応させCO2と水にかえる過程でエネルギーを得ています。CO2に矛先が向かえば化石燃料は居場所がなくなります。
エコバックの取り組みも、発端はレジ袋の削減。その材料のビニールやプラスチックのような石油化学製品は原油を精製する過程に取れるナフサから作られたもの。石油化学製品に対する需要が減ると、原油の需要も減っていきます。つまり、温暖化防止の取り組みは、石油化学メーカーの収益やひいては石油会社や産油国に打撃を与えるものになるでしょう。
一方、原子力発電は運転中にCO2を排出しないので、火力発電と比較すると環境負荷が少ないという見解が出来ます。もちろん、この仮定はCO2を悪としたときの考えです。
現在、原発は全世界で450基程度が稼動しており、60基程度が建設中、今後20年にわたり150基が建設されるそうです。この原発ブームにちなんで東芝など活発な動きが目立ったり、投資ファンドがJパワーの買収を仕掛けたり、オイルから原発にお金が動きはじめるトレンドかも知れません。