早嶋です。
本日は、福岡の某企業にてファイナンスの講座でした。参加者の方々、お疲れ様でした!さて、昨日に続いてエマソンのマネジメント・プロセスについてコメントします。
エマソンのマネジメント・プロセスでは、マネジメント自体が継続的な高い利益を出す結果を出すための一連のプロセスであると定義されています。そしてプロセスだからこそ、経営をフロー化して各構成要素やフェーズに分解でき、その個々を分解したり再び組み立てたり、最適化したり、コントロールすることが可能になります。そして、全体のマネジメント・プロセスを長い期間にわたりスムーズかつ安定して機能させているのです。
マネジメントの生みの親でもあるピーター・ドラッカーも現代の経営やマネジメント(基本と原則)の中で経営はプロセスだね、と唱えています。つまり、マネジメントを広くプロセスとして捉えることによって、継続的に成長と高い利益率を実現できたのです。
エマソンのマネジメント・プロセスは簡潔な言葉で表される6つの構成要素と相互に整合性を持つ補完的な複数の信念と価値観を土台としています。そしてこの信念はエマソンの組織の中で広く共有され実践されています。
その信念は次のようなモノがあります。
「我々は全ての活動において、インテグリティ(誠実さ)を要求する。」
「エマソンの取締役、株主、顧客、そして社員は共通のものを求めている。それは継続的な高い業績の達成である。」
「利益率は心の問題である。」
「顧客に価値をもたらす新しい方法を見つけることが成功への道である。」
「我々は全ての主要な市場において業界のリーダーでなければならない。」
「強いバランスシートを維持することが、協力な競争優位をもたらす。」
「長期的な成功はコミットした組織を必要とする。」
「経営幹部がベストを尽くすためには、自由裁量を持たなければならない。」
「人を通してのみ、生産性を向上させることができる。」