早嶋です。
前回に続いて(やる気不足、違いがない、調査不足)失敗の原因です。
4)お金の知識不足
起業して会社が傾く失敗の原因としてお金の問題があります。大きく2つ、資金そのものが不足すること、コスト管理能力が欠如していることです。
起業して会社を立ち上げている時期、資金はいくらあっても足りないと感じるる事でしょう。当然資金は底をつきショートしてきます。会社の立ち上げ時期は、ただでさえ資金不足という状況に陥るのに、コスト管理が出来なければお金が回らなくなるのは当然です。
起業する、或いは会社を経営するのであれば少なくともPLやBS、キャッシュフロー計算書が分かる程度の基本知識は必要だと思います。しかしながら実際、お金の計算が苦手な経営者が実に多いのです。
新しい事業を始めて失敗に終わる場合、十分な運転資金を確保せずに、手元の資金を全てつぎ込む。そしてその果てに半年から1年で資金が無くなり断念。このような話をよく聞きます。どんなビジネスでも損益分岐点に達するまでに、ある程度の投資(時間とお金の両方)が必要です。そして、その分岐点がどの程度のものかをしっかりと把握しておかなければ、どれだけ資金が必要なのかがわかりません。
始めてすぐに儲かることは稀で、暫くの間、赤字が続いても継続する事が出来る体力とその裏づけが必要なのです。