早嶋です。
3)調査不足
成長する会社と失敗する会社の大きな違いに市場調査が不十分なケースが多々あります。つまり、どんなに優れた商品であったとしても消費者が歓迎しない商品であれば市場性は無いということです。あくまでも顧客のニーズやウォンツの基、市場が形成されていくのです。
経済産業省の資料「平成17年度大学発ベンチャーに関する基礎調査」によれば、多くの大学発ベンチャーが市場調査不足から事業計画の修正を余儀なくされることが浮き彫りになっています。技術的な要素が選考して肝要な顧客の事は後から付いてくるでしょう!といった発想のようです。
マーケティングの話でネズミ捕りの話を思い出します。ある有名な発明者が世界一素晴らしいネズミ捕りを開発しました。彼は、その商品が売れることを夢見てくる日も来る日も研究室に人が訪ねてくることを待ちますが、一向に人がやってきません。彼は思いました。「こんなに素晴らしい商品が出来たのにどうして誰もやって来ないのだろう?」と。
当たり前の話ですが、商品に関するマーケティングを一切しない、ある意はそもそもネズミ捕りのニーズがあるのかどうかは別に開発に没頭した。という話です。笑い話ですが、類似の案件に関するコンサルテーションの依頼は耐えません。