早嶋です。
中国とドイツを風刺した画像です、実に面白いので紹介します。1970年代のドイツ。モータリゼーションの到来で皆が自動車を買い求めました。一方、当時の中国では自転車が盛んでした。
2006年。ドイツでは、環境問題からエコブームになり、自動車から自転車への転換が盛り上がっています。一方、中国ではモータリゼーションがやってきて皆が自動車に夢中です。
ドイツと中国、全く逆転していますね。先進国と発展途上国。環境問題を背景に先進国では、自然の力を利用した乗り物が再び注目を集めています。
例えば、馬の活用。これまで警察が馬に乗って町をパトロールしたり、大きなイベントのときに治安部隊に騎馬体が参加する姿はヨーロッパでもメジャーでした。近年、この広がりは幅が出てきています。フランス、ノルマンディー地方のトゥルービル市では、分別ごみの収集に馬車が活用されています。走っては止まり、ごみを回収して、再び走ってすぐ止まる。ごみを収集する活動はどうしても空気や音の公害を撒き散らします。そこで、市長の英断によって馬車を活用したのです。
日本でも、観光地や平地の多い主要都市では、タクシーの代わりに三輪自転車のタクシーが増えています。環境問題によって、自然に優しい動力源が再び注目を集めているのです。