早嶋です。
本日、国際コンサルタンツ・グループの北部九州支部(※)にて「経営コンサルタントの視点」というテーマでセミナーを行いました。参加された皆様、お疲れ様でした。
セミナーの中でご紹介させていただきました経営コンサルタントの視点は3つです。1)経営を俯瞰する、2)体系的に整理する、3)発散・収束を繰り返す、です。
1)経営を俯瞰する
これは、ボストンコンサルティングの御立尚資さん曰く、「幽体離脱の視点」です。経営者は一生懸命マネジメントをしているがゆえに周りが見えなくなる。そこで、俯瞰的に外から見ることで経営者にアドバイスが出来るのです。御立さんが「幽体離脱」と表現しているのは、経営者が一人二役を演じて、あたかも幽体離脱して、自分を斜め上から見ているイメージから来ています。中堅・中小企業の経営者に対して、この部分(ニュアンス)をアウトソーズしませんか?という発想が今回ご紹介した経営コンサルタントの視点の肝になる部分です。
2)体系的に整理する
もう一つのポイントが経営を体系的に捉えて整理することです。経営と言っても様々な要素が絡み合っています。そこで、昔から言われている「ヒト・モノ・カネ、情報」に分解して、「何が問題何か?」という発想で、経営者と接することがポイントです。
MBAでは、上記のフレームに関して、必ず以下の科目を必須に掲げています。経営戦略、組織管理(HRM)、マーケティング、会計・ファイナンス、ビジネス統計です。この視点は、経営を体系的に整理するための要となることより、どこのビジネススクールでも提供しているのです。
3)発散・収束を繰り返す
最後の視点は、御立さん曰く、「鳥の視点と虫の視点」です。問題解決のフレームにもありますが、拡散と収束を繰り返しながら問題を解決していきます。
ちなみに、上記の視点を自然に取り込むためのツールがビジックです。
※国際コンサルタンツ・グループは、32年の歴史のある、士業やコンサルタントの組織団体です。 国際的な視野で常に社会経済動向を観察し、新しい提言を行い、所属会員を通じて経営に反映させることで、より良い社会作りに貢献して行きます。 コンサルタントの持つ「知」をより広く伝え、経営改善に役立たせること、つまり、「知の共有と還元」が国際コンサルタンツ・グループの使命なのです。(以上、HPより抜粋)