早嶋です。
最近、週末にかけて東京での仕事、商談が増えています。少しずつビズ・ナビのビジョン達成に近づいていけるのかな?と感じています。
さて、今日は朝から病院の通信簿を運営している株式会社フィードバックジャパンの蔵敷さんとお会いしました。病院の通信簿を立ち上げるまでのアントレとしてのミッション、声なき声を医療の現場に、を着実に実現している素晴らしい方です。今日は、貴重な時間と意見交換、ありがとうございました。
その後、1件商談を済ませ、BPS東京。今夜は、IT投資の考え方です。セミナーの内容で強調させて頂いたことは、クライアントに提案する場合に、投資効果はどのようなものかを、1)ベネフィット、つまり、ITを導入する事によって、どんな良いことがあるか?を伝えると同時に、2)そのベネフィットの価値を現在価格という基準ではじいてみよう!です。
BPS東京では、毎回ワークショップを通じて、その場で出た話題を事例にセミナーのテーマを理解していただくことに勤めています。今回、出た事例で、興味深い事例が一つ出たので紹介します。
エレベーター制御システム
虎の門に位置するとあるビルのエレベーターは14機あります。そのエレベーターでは、行きたい階に行く場合、通常のオペレーションと勝手が異なります。
1)先ず、エレベータに乗る前に端末に行きたい階を入力します。
2)すると、端末が●●番のエレベーターに行って下さいと指示がでます。
3)●●番のエレベータに乗ると、自動的に行きたい階で降りることができます。
さて、このメリットは?高層ビルの場合、低層階用、中層階用、高層階用のエレベーターなど機によって違います。先ずは、このディレクションが的確になる。それから、待ち時間の短縮、エレベーター制御の効率化などとでました。
上記のメリットを投資効果とした場合、この価格は幾らと算定できるか?ということを、参加者で考えて行きました。
実機を見たことが無いのですが、これにはデメリットも生じると仮説を立てることが出来ます。例えば、初めて利用する人にとって、使い方が分からない、つまり、これまでのオペレーションと明らかに違うため、スイッチングコストが生じます。それから、指定されたエレベーターに乗ると自動的に行きたい階に届けてくれる、その反面、エレベーターの中で行きたい階の変更が出来ない、なども考えられます。
上記のデメリットは、このエレベーター制御システムを導入したことによって損失(問い考えた場合)になると考えた場合、この価格から差し引くことも必要かも知れません。どのようなプロジェクトでもそうですが、機会コストの損失も考える事ができます。
虎の門なので、推測ではセキュリティーを確保する目的が大きかったのでしょうか。今度、実際に見に行ってみます。