早嶋です。
本日は、両親と3人で『ロバート・キャパ』写真展を見てきました。キャパの「崩れ落ちる兵士」の写真は誰もが見たことがある1枚でしょう。
ロバート・キャパの本名はエンドリー・フリードマン。17歳のときに左翼学生運動に加担した理由でハンガリーを追われベルリンへ、そこで写真技術を取得してパリに。
パリでは、恋人と共に、金持ちで成功したアメリカの架空の写真家、ロバート・キャパを名乗ります。彼が一躍時の人になったのは、スペイン市民戦争の報道での「崩れ落ちる兵士」が雑誌、「LIFE(ライフ)」に掲載されてからです。以後、ライフの特派員として多くの戦争に従事しています。
戦時中の写真の中で、ノルマンディー上陸のときの写真は、圧巻です。死の恐怖に全身を震わせながらシャッターを切った写真はなんともいえません。スプルバーグが映画、プライベート・ライアンを想起させられたのも納得です。
キャパの写真では、人の表情を実によく捉えていると感じます。特に子供の表情は、そのときの子供の気持ちがなんとなく伝わってくる感じを受けました。もし、機会があれば、一度、見に行かれることをお勧めします。